成功 ページ47
ぐにゃり
あたしが感じたのはそんな手応えだった。
突き刺した刀は、地面に跳ね返される事も、爆破される事もなく地面に吸い込まれた。
あ「…とりあえず、第一段階突破、か。」
蘭「あとは、待つだけだな。
何か変わった事は？」
変わった事というか…身体から何かが刀に注がれる、そんな違和感を感じていた。
きっと、中和とやらが効いているのだろう。
あ「大丈夫だ。」
このままいけば…
マ「ふざけるな…」
後ろから聞こえた怨念じみた声にあたしは身体を跳ねさせた。
狩屋が気がついた…!!
マ「俺は、一族を孤独に追いやった奴等に復讐するんだ…
そして、両親の元へ行く…!!」
止める間もなく、拘束も何もされていない狩屋は、簡単に火の玉を作り、刀の刺さっている部分に放った。
あ「ダメ……!!」
あたしは蘭丸に強く抱きしめられたのを感じたまま…
何も起こらなかった。
マ「は……!?」
優「中和は完了してたみたいだね。
Aちゃんの勝ち。」
そういえば…
あたしは蘭丸に抱きしめられたまま、さっきの違和感がなくなってるのを感じた。
あ「あたし…やったんだ!!」
蘭「A!!」
あたしは思わず蘭丸と抱き合った。
きっと成功したのは、この手の温かさのお陰……。
蘭丸が隣に居てくれたらあたし、何でも乗り越えられる気がする。
あたしはこの気持ちを一旦胸にしまった。
そして、解決すべき問題へ目を向けた。
三人の吸血鬼に囲まれた狩屋。
京「…マサキ……」
マ「裏切り者。」
狩屋は剣城に向けてキツイ視線を送った。
まぁ、二人は仲間だったんだからな…
言葉に詰まった剣城に代わり、優一さんが口を開いた。
優「…さっきの発言から推測すると、君は吸血鬼に復讐し、俺達を巻き込んで自殺するつもりだったんだね？」
すると狩屋は顔を思いきり歪ませた。
マ「当たり前だ!!俺は…俺は……!!」
その瞬間、頬を叩く乾いた音が響いた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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闇猫(プロフ) - 投票です！私、すっごいマサキ押しです///// (2013年8月31日 13時) (
レス) id: 3e9341991a (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 今アンケイト結果を見た。京介ーーー。まっ、いいっかまーくんだしー この小説、ちょーおもしろいー これからもがんばってけださいー (2012年8月28日 2時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 投票です。ライバルが京介がいいです (2012年8月28日 1時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
帆ノ夏 - 27だけどぉ〜(汗 ずっと読ませてもらってます// 続編等希望です !! (2012年8月27日 12時) (レス) id: 23aea87b80 (このIDを非表示/違反報告)
ミカエル(プロフ) - とうとう来た！！！このシーンがああぁぁ！！！ (2012年8月26日 13時) (レス) id: d4e3ea5cc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2011年11月1日 17時
