危機 ページ40
人質が…居ない!?
あ「どういうこと!?」
京「最初から人質なんて用意してない。
全てはお前達二人を呼び出すための策だ。
そうでもしないと余計な援軍をよこされるだろ？」
刀を強く握りしめながら怒鳴ると、正反対のトーンの答えが返ってきた。
まんまと騙された…。
実際、最も効果的であろう神童を連れて来れなかった。
そして、言うや否やぶつけられた剣に応戦しながら、必死に言葉をつむぐ。
あ「優一さんだって…剣城のことを心配してる。
こんなこと、もうやめるんだ。」
すると、剣城の表情が少し揺らぎ、その後より厳しい表情になった。
京「……兄さんなんて、もう俺には居ない。
あの日から、兄さんは……!!」
あ「優一さんはお前を……！」
京「黙れ!!」
な……急に動きが加速した!?
上下左右あちこちから飛んでくる攻撃は、竹刀を扱った時のように速い。
あ「っ!!!!」
あたしは対処しきれず、あちこちが切り裂かれていく。
傷の数と反比例するようにあたしの動きは遅くなる。
日本刀を使っても、全くダメージを負わせられない。
あたしはとうとう膝をついた。
立たなくちゃなのに、体は全然動かなくて。
京「止め。」
上から降り注がれる冷たい言葉と、鈍く光る鋼が、あたしに向かった。
そして……
・
・
・
蘭「っ!!」
俺は狩屋の言葉に喉を詰まらせた。
確かにそうだ。
俺がここに来た目的。
二人を止めるだけでなく、Aを傷つけた二人に制裁を加える。
やっていることは狩屋と何の違いもない。
でも。
蘭「俺は一発殴りたいだけだ。
Aは俺の大事な奴だからな。」
マ「どうせ、血だけが目当てのくせに。
………まぁ、いいや。
じゃあ、似た者同士戦って、さっさと倒れろよ!!」
言うが早いか、狩屋は手を噛み、網のように大量の紫電を撒き散らした。
マ「触れたら怪我するぜ？」
蘭「上等!!」
俺は人間以上の運動能力で機敏に網を掻い潜る。
そして、素早く狩屋の顔面に…
マ「ばーーか。」
狩屋はカウンターを合わせるように俺の脚に容赦なく風の刃を当てた。
蘭「ぐっ!!」
マ「この網をくぐったらいくら運動能力が高くても行動が限られる。
このトラップ張った時点で俺の勝ちなんだよ。」
蘭「…そんな小細工、すぐに敗れるぞ。」
俺は冷や汗を拭いながら笑った。
どうすればいい……？
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
闇猫(プロフ) - 投票です！私、すっごいマサキ押しです///// (2013年8月31日 13時) (
レス) id: 3e9341991a (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 今アンケイト結果を見た。京介ーーー。まっ、いいっかまーくんだしー この小説、ちょーおもしろいー これからもがんばってけださいー (2012年8月28日 2時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 投票です。ライバルが京介がいいです (2012年8月28日 1時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
帆ノ夏 - 27だけどぉ〜(汗 ずっと読ませてもらってます// 続編等希望です !! (2012年8月27日 12時) (レス) id: 23aea87b80 (このIDを非表示/違反報告)
ミカエル(プロフ) - とうとう来た！！！このシーンがああぁぁ！！！ (2012年8月26日 13時) (レス) id: d4e3ea5cc6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2011年11月1日 17時
