トップ ページ31
あたしが落ち着くと、綱海さんは、少し表情を固くした。
それと同時に、普段は薄い威厳がひしひしと伝わる。
綱「三人に集まってもらったのは他でもない。
狩屋と剣城の目的、それから三人の先祖からの因果関係…これが分かった。」
狩屋…剣城……。
自らの目的を復讐と語ったあの二人。
一体、どんな…。
それから、因果関係。
つまり、吸血鬼と、伝説の血と、吸血殺しの奏者…
綱「今から、それを…
聞きに行く。」
…は？
綱海さんが教えてくれるんじゃないの？
綱「生憎、海のように広い心はあるが、記憶は水溜まりくらい狭い!!
覚える自信がなかった。」
…やっぱり、アホだ。
綱「だから、一番トップに話してもらう。」
そういって綱海さんは毎回の瞬間移動。
トップ……？
あたしは、暗闇に落ちながら、蘭丸がどこか納得した表情をしたのを見た。
・
・
・
もう瞬間移動にも慣れ、あたしはそのまますとんと普通に降り立った。
一方の神童は少しふらつき、蘭丸はバク宙を決めてから、着地。
綱「連れてき…ました。」
？「毎回すみません…」
トップというには遠慮がちな声に顔をあげると…
あ「剣城……!?」
剣城によく似た人が苦笑いしながら座っていた。
でも、剣城より優しく、年上な感じがする。
髪型や、口の下のほくろも違う…
綱「A!!最初から呼び捨て禁止!!」
優「いいですよ、綱海さん。
はじめまして。君がAちゃんだね？
俺は剣城優一。京介の兄です。」
そういって優一さんはきちんと礼をしてくれた。
…って剣城の兄!?
蘭「名前から何となく想像していましたが…はじめまして、蘭丸と申します。」
蘭丸は然程動じず、ペコリと頭を下げた。
あれ…はじめまして？
あ「ここに居るって事は、優一さんも吸血鬼なんですよね？」
優「あぁ。」
そういって微笑む優一さんの口から、鋭い八重歯が覗いていた。
あ「なら…どうして蘭丸と初対面なんですか？」
吸血鬼は皆兄弟のような仲のはず。
初対面なんてあり得る…？
すると、優一さんはぎこちなく笑った。
優「じゃあ、最初にそこも含めて、京介の事から話そうか。」
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闇猫(プロフ) - 投票です！私、すっごいマサキ押しです///// (2013年8月31日 13時) (
レス) id: 3e9341991a (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 今アンケイト結果を見た。京介ーーー。まっ、いいっかまーくんだしー この小説、ちょーおもしろいー これからもがんばってけださいー (2012年8月28日 2時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 投票です。ライバルが京介がいいです (2012年8月28日 1時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
帆ノ夏 - 27だけどぉ〜(汗 ずっと読ませてもらってます// 続編等希望です !! (2012年8月27日 12時) (レス) id: 23aea87b80 (このIDを非表示/違反報告)
ミカエル(プロフ) - とうとう来た！！！このシーンがああぁぁ！！！ (2012年8月26日 13時) (レス) id: d4e3ea5cc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2011年11月1日 17時
