乱入者 ページ20
あ「どうして…あたしが吸血鬼って？」
あたしは抱いた疑問を素直に出した。
剣城は少し目を逸らしてから、
別に…、といつもの調子で答えた。
……何なんだよ、もう…。
男って謎過ぎる……。
すると、剣城はつとあたしの方に近づき……
あたしの目と鼻の先までくると、すっと目を閉じた。
京「お前、良い匂い。」
……は!?
え、もしかしてあたしの血の匂い……!?
剣城は分かるの!?
京「こういうシャンプーの匂いは女らしいんだな。」
………。イラッ。
あ「あたしの不安返せぇぇぇぇぇ!!!!」
思わずかなり本気の突きを出したけど
昨日の様にあっさりかわされた。
京「ハズレ。」
あ「ッ畜生…。」
というか、やっぱりこの反射神経、半端じゃないよな……。
もう一回、不意打ちをくらわせようと構えた時、
マ「あっれー。
抜け駆け禁止だよー。剣城クン？」
呑気そうな声に阻まれた。
「「狩屋!!??」」
うっそぉ。
狩屋までここを知ってるの!?
マ「霧野君振り切って来てみれば…酷くない？
ね、A？」
あ「じゃあ、蘭丸は……？」
すると、狩屋はいきなり愛くるしい表情になった。
マ「もしかして…Aの行く宛も分からないんじゃないか？
きっと興味ないから…。」
え………。
京「バカか。
あいつがココに来れないのは当たり前だろ。」
マ「えー。だって、今ここでオトしたら俺の勝ちじゃん。
絶対の結界なんだからさー。」
………興味、ない、か。
二人がもにょもにょ言っていることも上手く聞き取れない。
あたしは足早に湖を出た。
校舎にも寄らず、まっすぐ、家に。
マ「だから!!…ってあれ？
……A？」
・
・
・
家に帰るとお母さんがひょっこり顔を出した。
やば…お母さんの事、忘れてた…。
なんて言い訳をしようか…と考えていると、
母「体調不良って基山先生から聞いたわよ。
大丈夫？」
あたしはきょとん、としてから事態を呑み込んだ。
大丈夫。と答えて二階に上がった。
きっと、基山先生があたしの出ていく所をみたんだろう。
変態とはいえ、基山先生のサポート能力は並外れている。
ありがとう、と心の中だけで感謝しつつ、
あたしは布団に潜り込んだ。
途端に
あたしの目から雫が大量に流れ落ちた
ラッキーアイテム
革ベルト
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闇猫(プロフ) - 投票です！私、すっごいマサキ押しです///// (2013年8月31日 13時) (
レス) id: 3e9341991a (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 今アンケイト結果を見た。京介ーーー。まっ、いいっかまーくんだしー この小説、ちょーおもしろいー これからもがんばってけださいー (2012年8月28日 2時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 投票です。ライバルが京介がいいです (2012年8月28日 1時) (レス) id: c5033fad57 (このIDを非表示/違反報告)
帆ノ夏 - 27だけどぉ〜(汗 ずっと読ませてもらってます// 続編等希望です !! (2012年8月27日 12時) (レス) id: 23aea87b80 (このIDを非表示/違反報告)
ミカエル(プロフ) - とうとう来た！！！このシーンがああぁぁ！！！ (2012年8月26日 13時) (レス) id: d4e3ea5cc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2011年11月1日 17時
