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「…」
今村「言いたくない、？」
体が少し離れて、近距離で目が合う
心配そうに私を見つめていた今村さんの視線が、一瞬唇に移って、そのあと少し目を逸らされた。
今村「…」
もう一度、目が合う
大きな手が私の頬に触れてそのまま少し引き寄せられた
あ、キスされる、
直感的にそう思って、慌てて彼の口を手で押さえた
今村「！？」
だめだ、このままキスしちゃったらもう聞けない
あの人が誰だったのか、わからないまま進むのは嫌だ
「あの、！」
「す、スタバで」
「一緒にいた人…」
今村「…？」
少し考えて、思い出したように眉を上げる姿を見て
口を押さえていた手を離す
今村「あれ、高校の同級生。Aちゃんスタバに居たんだ」
「店入ろうとした時に見つけたんです…高校ってことは、宮崎の？」
今村「そうそう、仕事で大阪に来てたんだって。なんやかんや最後に会ったのも5年くらい前の同窓会でさ。」
スタバの前で鉢合わせて、声をかけられたらしい。
「綺麗な人でしたね、」
今村「あの子、もう結婚してるよ」
「え、あ、そうなんですか」
今村「あの子とのこと気にしてくれてたの？」
「…はい」
今村「嬉しいな」
「なんでですか」
今村「Aちゃんが嫉妬してくれたんでしょ。嬉しいに決まってる」
そんなことを言われたら、嫌でも勘違いしてしまう
でも、これが私の勘違いだったとしたら
なんでキスなんてしようとしたんだろう
もしかして、？
なんて淡い期待。
「…私、」
「私は、ただのカフェの店員で、なんにも自慢できることもないし…今村さんみたいに沢山ファンがいる人とこうやって仲良くしてるのも奇跡で、」
「立場が全然違うのはわかってるんです、でもやっぱり私、今村さんのこと…」
そこまで言うと、私がさっきしたのと同じように手で口を塞がれる。
「んー！」
今村「俺が話したいことあって店から連れ出したんだから、俺が先に話してもいいでしょ？」
「…」
今村「…俺さ、小さい時に食べてからどうも蜂蜜が苦手で。」
「…？」
なんでそんな話を急に？
しかも、蜂蜜だめなら今日のパンケーキ…
今村「だからずっとメープルに変えて貰ってたんだけど」
今村「今日のパンケーキにかかってた蜂蜜、めっちゃ美味しかったんだよね」
私の目をまっすぐ見て、微笑んだ。
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萌(プロフ) - ﾂｷさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます、！ (2022年9月9日 0時) (
レス) id: 45dd1b8e2d (このIDを非表示/違反報告)
ﾂｷ(プロフ) - こんにちは！！�盒桐�くん推しの彼女に嫉妬しちゃう石川祐希くんが見たいです！ (2022年9月5日 19時) (レス) id: b98c14a439 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりもり2 | 作成日時：2022年7月11日 10時
