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柳田side
Aちゃんが薬局にテーピングを買いに行ったと聞いてから少しして、強く打ち付ける雨の音が聞こえてきた。
外の様子を見に行くと、豪雨。
柳田「…え、」
石川「A、死んだなぁ、」
傘、届けに行こうかな
なんか、柄じゃないけど、普通に心配で。
なんて考えていると
清水「俺ちょっと行ってくるわ。」
タオルと傘を持った清水さんがささっと行ってしまった。
行動力の差。こういうとこだよな
帰ってきたAちゃんは案の定びしょ濡れで
始まった着替え探し。
俺、２着持ってるなー。
いや待てよ、俺はそういうキャラじゃない。
この子に希望を持たせるようなことをしちゃダメだ
とは思っていたものの
いざ祐希がリュックから着替えを取り出してるのを見ると
自分でも何故かわからないけど俺も慌ててリュックから服を取り出して
祐希の服が彼女の手に渡る前に割り込んだ。
渡してから、我に帰る
なんで俺はこんなことしたんだ？
彼女は俺のタイプじゃない。好きじゃない。
柳田「…はあ」
関田「優しいとこあんじゃーん」
柳田「んだよ」
関田「お前は、もっと自分に素直になれよ！」
柳田「は？どういう…」
関田「じゃあな！」
なんだあいつ、いきなり…
ふと、体育館に戻ってきたAちゃんの姿が目に入る。
ぶかぶかのTシャツに、裾が巻き上げられたゆるゆるのズボン。…俺の。
不覚にもキュンときて、顔が熱くなる。
なんだ、なんなんだ
「あの、！マサさん、」
「…ありがとうございます、！」
礼を言いにきた彼女に、この顔の赤さがバレてしまわないように
そっけなく「うん」と返してその場を去ってしまった
ちょっと、冷たすぎたかな。なんて心配をする
なんだ俺、今まで散々そっけなくしてきたくせに
まったく今日はどうしたんだろう
昼休憩の時間、食堂で向かいから歩いてくるAちゃんを見つけた
謝る？いや、普通に話しかけてみて様子を見る？
なんて思いながら見ていると
まさかの会釈のみで素通り。
俺史上、初、Aちゃんが素通り。
え、やっぱり、傷付けたかな、
振り返ってみると、楽しそうに皆に囲まれて笑う姿。
柳田「なんだ、普通じゃんか」
俺史上、初、ジェラシー。
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萌(プロフ) - ﾂｷさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます、！ (2022年9月9日 0時) (
レス) id: 45dd1b8e2d (このIDを非表示/違反報告)
ﾂｷ(プロフ) - こんにちは！！�盒桐�くん推しの彼女に嫉妬しちゃう石川祐希くんが見たいです！ (2022年9月5日 19時) (レス) id: b98c14a439 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりもり2 | 作成日時：2022年7月11日 10時
