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今村「そんなに好きなんだ」
石川「本気ですよ。…俺の初恋です。」
関田「まじ？」
今村「うーん、アドバイスとしては」
今村「とにかくグイグイ行くこと。それしか無理だな。」
石川「でも今の状況でぐいぐい行ったらそれこそ嫌われそうで、」
今村「んなもん、気にしてたら無理だよ。」
石川「そんな…」
ーーーー
結局、祐希とは1週間以上話していない。
というか、話せない
向こうは何度か話しかけてこようとしてるけど
避けてしまう。
私は、祐希のことはもちろん好きだ
純粋で、素直で、良い子で、頑張り屋で…
でもそれが、恋愛的な好きなのかと言われたら
まだわからない。
「…んあー！わからん！」
今村「びっくりしたぁ」
「うわ！ヒコさん居たんですか」
今村「居たよずっと」
「ええ、怖…」
今村「こっちからしたらずっと気付かんお前の方が怖かったけどな」
はぁ…どうかしてるぜ、私。
誰も居ない体育館でため息をつく。あ、ヒコさん居るんだった。
チラッと見ると、体育館の入り口の方を見つめてる。
今村「はあ」
「なんでヒコさんもため息つくの」
今村「俺もAとキスしたかったなって」
「はっ！？」
今村「え？」
「いや、え？じゃなくて！」
今村「なんか悪いこと言った？」
「言った！！！ばかー！！！」
今村「だって気になるじゃん、柔らかそうだなーとか思うし」
「何言ってんの！」
思わずタメ口になってしまう
今村「そんなこと言ってたら本気でその気になってきた！」
「わけがわからん！！」
ヒコさんのおふざけは、時に度を越す。
今村「まだ祐希のもんになったわけじゃないんだし、いいよね？」
肩を持たれて、私は呆れたように笑って
「ヒコさん、おふざけも大概に…」
と、振り返った瞬間目に入ったのは
見たことのない真剣な顔をしたヒコさん。
あまりにも溢れる男オーラに一瞬言葉を失っていると
ぐいっと引き寄せられて、唇と唇の距離、1cm
「っ、だめ」
今村「待って。」
今にも触れそうな距離で、固まる
そして次の瞬間、ものすごい勢いで私の体が後ろに引っ張られた。
石川「なにしてるんすか、っ！」
祐希だ。私をヒコさんから引き剥がし、抱き寄せる。
頭上で少し荒い声がして思わず肩がすくんだ
今村「宣戦布告。」
ニヤリと笑ってそう呟く顔は
いつものおふざけの顔だった。
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萌(プロフ) - ﾂｷさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます、！ (2022年9月9日 0時) (
レス) id: 45dd1b8e2d (このIDを非表示/違反報告)
ﾂｷ(プロフ) - こんにちは！！�盒桐�くん推しの彼女に嫉妬しちゃう石川祐希くんが見たいです！ (2022年9月5日 19時) (レス) id: b98c14a439 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりもり2 | 作成日時：2022年7月11日 10時
