#34 ページ35
健二郎が隆二に
「こっちが美月ちゃんでこっちがAちゃんね。」って紹介した。
「この前は名前聞いてなかったよね！よろしくね。」
隆二は向かい側の私を見て、でも目線は少し下の方で笑顔で言った。
「あっ！よろしくお願いします。」
慌てて言ったら隆二が私の目を見た。
広臣がすぐ隣にいるのに私はドキドキしていた・・・。
隆二は横に座っている健二郎やGUNちゃんと楽しそうに話している。
くしゃっとした笑顔で時々上を向いてはははって口を大きく開けて笑う。
向かい側にいる私は隆二の様子が一つ一つよく見えた。
「さっきはちゃんと帰れた？大丈夫だった？」
広臣が私に言った。
「うん。あんな時間のない時にごめんね・・・。」
「いや、素直に言ってくれて良かった・・・。
Aを不安な気持ちのままにしておきたくないから。」
テーブルの下で広臣は私の手を握った。
「美月ちゃんはさ〜、健ちゃんの彼女なの？」
健二郎の横の美月ちゃんを覗き込んで隆二が聞いた。
美月ちゃんはチラッと健二郎を見てから
「うん・・・。」って答えた。
「そうかーーー！そうなんだ〜！健ちゃんの彼女なんだーー！」
って健二郎の太ももを叩きながら言った。
「なんだよーーー！！」
健二郎が上ずった声で笑っている。
そしてこっち側を見た。
次は私達の事聞かれる・・・？
そう思ったのに隆二は何も触れずに
「Aちゃんも美月ちゃんも明日のライブ来るんだよね？」
って普通の話をした。
「うん。俺が呼んだ。」
広臣が答えた。
そして握っていた私の手にキュッと力を入れた気がした。
私は広臣の横顔を見た。
・・・怒ってる？
一瞬そんな気がしたけど、その後は隆二と普通に話していた。
「お手洗い行って来るね。」
私は広臣に言って席を立った。
トイレは席から一番遠く、店の奥にあった。
あの広臣の顔・・・なんだったんだろう・・・。
そんなことを思いながらトイレから出た。
「わっ！！！」
「あっ！！！・・・びっくりした・・・。」
「大きな声出しちゃってごめんなさい。
扉開けたら人がいたからびっくりしてｗｗ」
「いやいや。こっちこそ驚かしちゃったみたいでごめん。」
申し訳なさそうな顔をした隆二がいた。
「あ、トイレ？どーぞ。」
「ありがとう。
あ、臣の彼女になったんだ・・・？」
「・・・・うん。」
「そっかそっか。じゃあまた後で。」
隆二はトイレへ入った。
今の・・・どういう意味・・・？
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kei#12(プロフ) - とももさん» 嬉しいです(*ﾉ∀ﾉ)もっと細かく色々書いたら良かったなぁーなんて今でもたまに思います(*≧艸≦) (2013年3月30日 1時) (
レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
ともも(プロフ) - 最後のところで泣いちゃいました。 (2013年3月29日 19時) (レス) id: 622ebcea0b (このIDを非表示/違反報告)
kei#12(プロフ) - こっさん☆さん» こんなまっすぐ愛してくれる人いたら素敵ですよね(*ﾉ∀ﾉ)それが臣ならなおさら♪♪（笑）ハッピーエンドで締めたので次はもっと旨が締め付けられるような想いになってもらっちゃおうかななんて思ってます。（笑）コメントいつもありがとうございます。励みになります (2013年2月6日 8時) (レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
kei#12(プロフ) - ゆりんぼさん» ありがとうございます(T ^ T)コメントを見てヤル気が出てるところもあるので本当に嬉しいです(^-^)臣・・・男前過ぎてかなりやられます(*ﾉ∀ﾉ)このままずっと臣と付き合ってて欲しいくらいですけど（笑）本当にありがとうございます♪ (2013年2月6日 0時) (レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりんぼ - ついには1章完結ですね!!臣ファンの私としては、主人公が臣を選んでくれて嬉しいです(*≧∀≦*)けど隆司との関係も気になるので、2章も楽しみにして待ってます!!今までの小説のなかで一番現実味があって好きです＼(^^)／ずーっと続けてほしいです(笑) (2013年2月5日 23時) (レス) id: 14eec80005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kei#12 | 作成日時：2013年1月12日 22時
