#18 ページ19
健二郎が隆二に私達を紹介してくれた。
「昨日ミーグリに来てくれた子だよね。」
隆二が優しい笑顔で私達に言った。
何も言えない私を察してくれたのか美月ちゃんが
「はい。昨日はありがとうございました！
今日もライブ行くので頑張って下さい。」
って言ってくれた。
「うん、ありがとう。」
そう言った後、隆二はELLYとサッカーボールで遊び始めた。
隆二・・・覚えててくれたんだ・・・。
嬉しいような悲しいような・・・
複雑な心境だった。
「A・・・？」
臣が私を呼ぶ…
その顔は不安そうな悲しい顔。
その顔を見たら臣にこんな顔をさせてはいけないって思った。
自分が出来る最高の笑顔で臣に言った。
「今日のライブの花火、楽しみにしてる。
私、スタンドで1人で入るんだけど、ステージ側だからちゃんと見つけてね！」
「大丈夫だってー！
俺がAを見つけられない訳ないじゃん。」
臣の嬉しそうな笑顔を見たらこれでいいんだって思った・・・。
「ホンマかーー！めっちゃ近いな〜。」
健二郎のびっくりした声が聞こえた。
そうだった！
美月ちゃんが友達と入る席はアリーナの前から５列目だったんだ。
しかも右側だから健二郎がたくさん見れるんだ。
「健二郎くん、見てるから。」
「うん、見ててや。」
「あの2人・・・そう言うことなの？w」
GUNちゃんがニッコニコの笑顔で臣と私に聞いた。
「どうなんだろうw」
私と臣とGUNちゃんは顔を見合わせてニヤニヤした。
うん。
幸せだよね！
これでいいんだ・・・・。
自分に言い聞かせるように胸の中でつぶやいて、チラッと隆二を見た。
大きな口を開けて上を向いて笑っていた。
私は臣を選んだ。
これでいいんだ。
「A〜！
みんな準備もあるだろうし、そろそろ行こうか。」
「うん、そうだね！」
臣と健二郎が警備員がいるところまで送ってくれた。
「じゃあ、頑張ってね！」
四人でハイタッチをして別れた。
「隆二が入ってきてびっくりしたね・・・。」
先に口にしたのは美月ちゃんだった・・・。
「うん。覚えててくれたんだね・・・。」
心配そうに私を見る美月ちゃんに
「大丈夫だよ！！私は臣を選んだ。
さっきすごく楽しかった・・・。」
って笑顔で言った。
「そっか・・・わかった。」
ってそれ以上隆二の事は聞かなかった・・・。
それから美月ちゃんと別れて会場へ入った。
スタンドって言ってもステージすぐそこ〜〜！！
臣側の席だｗｗ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kei#12(プロフ) - とももさん» 嬉しいです(*ﾉ∀ﾉ)もっと細かく色々書いたら良かったなぁーなんて今でもたまに思います(*≧艸≦) (2013年3月30日 1時) (
レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
ともも(プロフ) - 最後のところで泣いちゃいました。 (2013年3月29日 19時) (レス) id: 622ebcea0b (このIDを非表示/違反報告)
kei#12(プロフ) - こっさん☆さん» こんなまっすぐ愛してくれる人いたら素敵ですよね(*ﾉ∀ﾉ)それが臣ならなおさら♪♪（笑）ハッピーエンドで締めたので次はもっと旨が締め付けられるような想いになってもらっちゃおうかななんて思ってます。（笑）コメントいつもありがとうございます。励みになります (2013年2月6日 8時) (レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
kei#12(プロフ) - ゆりんぼさん» ありがとうございます(T ^ T)コメントを見てヤル気が出てるところもあるので本当に嬉しいです(^-^)臣・・・男前過ぎてかなりやられます(*ﾉ∀ﾉ)このままずっと臣と付き合ってて欲しいくらいですけど（笑）本当にありがとうございます♪ (2013年2月6日 0時) (レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりんぼ - ついには1章完結ですね!!臣ファンの私としては、主人公が臣を選んでくれて嬉しいです(*≧∀≦*)けど隆司との関係も気になるので、2章も楽しみにして待ってます!!今までの小説のなかで一番現実味があって好きです＼(^^)／ずーっと続けてほしいです(笑) (2013年2月5日 23時) (レス) id: 14eec80005 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kei#12 | 作成日時：2013年1月12日 22時
