@__言えない言葉が�� ページ9
.
.
もう 、 言い逃れできないよなあ 。
.. よし
腹を括った 私は 、 緊張 からか 深呼吸 をして ゆっくりと 口を開いた 。
『 .. 女の子 、 いっぱい居て 』
「 あァ 」
『 なんか 私より 、つばさ のこと 知ってそうで 』
『 つばさに 気がありそうな子もいて 、 』
『 .... ちょっと、むかついたの。 』
恥ずかしさ から フイッ と 翼 から 目を逸らして そう言えば 、 沈黙 だけが 続く 。
なに 、 この空気 。
なんか一言 くらい 、言ってよ 。
そう思ってると ワシャワシャ と 乱暴に 頭を撫でられた 。
『 ちょっと 、なにすんの！ 』
そう言って 、 翼 の 顔を 見れば 、
いつもより 、 少しだけ 紅くなった ほっぺ 。
「 ..ばかじゃねぇの 、お前。」
" 俺の事なんて 、A が 一番 知ってんに 決まってんだろ 。 "
いつもより 、少しだけ 余裕の無くなった ような 表情 で言われるから 。
こっちまで 顔が 暑くなって きちゃう。
ぶつかり合う 視線が 、どうしても 逸らすことを 許してくれない 。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿___..あぁ、嫌だ。
翼 の 熱の篭った目は 、きらいだ 。
自分 の 気持ちにも 、 翼 の 気持ちにも 。
気づいてしまうから 。
『 つば、さ 』
彼の名前 を 呼べば 、 翼 の 手が そっと 私の 手を 優しく握って 指と指が 絡み合う 。
「 悪ぃ 、 A 」
" やっぱり 、 俺 "
ダメだよ 、 翼 。
その言葉 は 言わないで 。
そんな思いも 、虚しく
「 ＿＿＿＿_______好きだよ、A ｣
溶けてしまいそうなほど 、 優しい声 。
涙 が 、 溢れそうに なる 。
「 泣くなよ 、 馬鹿 」
ごめん 、 翼 。
ごめんね 、 ごめん 。
こんなに好きなのに 、 伝えること すら できないなんて 。
『 ..っごめ、んな .. っ、んん .. 』
そんな言葉 聞きたくない 、 とでも 言うように
翼 の 唇 が 私の 唇 と 重なって 。
「 何も、言うなよ 。 」
何度も 何度も 、 重なる 唇 は 愛しい気持ち を ぶつけられてるみたいで 。
一筋 、 頬に涙 が 伝った 。
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もちもち - さ??♀?さん» コメントありがとうございます！凄く感動するし、考えさせられるお話ですよね。訳あって更新できていなかったので、少しずつでもできるように頑張りたいと思います！！ (2021年5月14日 16時) (
レス) id: 1aaf2694a6 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - 今日Netflixでヤクザと家族 見ました！超泣きました。もしかしたら夢小説あるかなと思い検索せるとこの素敵なお話があったのでとても嬉しかったです。更新待ってます (2021年5月10日 1時) (レス) id: 74c8bfbc36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
