@__君の世界�� ページ6
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キラキラ した 街 から 段々 遠ざかっていって 、 少しだけ 寂しいな 。 なんて思ってしまう 。
.. あんなに 怖い思い したのに 、 キラキラ してた あの空間 が 自分 の 世界とは 掛け離れていて
気持ちが 高揚して 、 ドキドキした 。
『 .. つばさ、』
「あ？」
『 怒ってる？ 』
「 別に 怒っちゃいねェよ 」
『 ..そう 』
また 沈黙 が 続いて 、 すごく 気まずい 空気が 流れる 。
『 つばさ 』
「 ンだよ 」
『 つばさも 、ヤクザなの ？ 』
そう言えば ピタリ と 立ち止まって 、 私の方に 振り返り 真っ直ぐ と 見詰められる 。
「 違ェよ 、 ヤクザなんて今時 儲からねェだろ 」
『 ..そっか 』
翼 の 真っ直ぐ とした 瞳からは 、 目を逸らす ことが どうしても出来ない 。
頬 に 添えられた 手が 、 いつもより 冷たくて 。
無言 の まま 見つめ合えば 翼 の 額 と 私の 額 が コツン と くっつく。
「 .. 黙って来んなよ 、言ってくれたら 連れて来てやっから 」
『 うん 、ごめんね 』
翼 は 小さく ため息 を 吐いて 、 優しく 私の頬 を 撫でた 。
『 .. つばさ、』
彼の名前 を 呼んだら 、 その瞳 が 私に 向けられるから 。
ドキッ と 思わず 胸が 高鳴ってしまう 。
「 A 」
翼 が 、 私の名前 を 呼ぶ 。
すごい 、 優しい声で 。
" Aちゃん "
" 翼くん "
なんて 呼んでた あの頃が 、 凄く 懐かしい 。
もう 、子ども じゃないんだね 。
翼 は ちゃんと 自分 の 住む世界 を 見つけてる 。
じゃあ 、
私 は 一体 、なんなんだろう 。
あの時 から ずっと 、 時が 止まったままの 気分だ 。
「 .. なあ 、何考えてんの 」
翼 の 声が聞こえて 、 ハッ ..と 我に返る 。
『 ううん 、 なんでもないよ 。 』
あの時の高揚感 は きっと 、忘れられない 。
止まっていた 時が やっと、やっと 動いてくれたような 気がして 、
翼 の 世界の一部 に 、 少しだけ 、少しだけ 入り込めたような 、
そんな 、 夜だった 。
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もちもち - さ??♀?さん» コメントありがとうございます！凄く感動するし、考えさせられるお話ですよね。訳あって更新できていなかったので、少しずつでもできるように頑張りたいと思います！！ (2021年5月14日 16時) (
レス) id: 1aaf2694a6 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - 今日Netflixでヤクザと家族 見ました！超泣きました。もしかしたら夢小説あるかなと思い検索せるとこの素敵なお話があったのでとても嬉しかったです。更新待ってます (2021年5月10日 1時) (レス) id: 74c8bfbc36 (このIDを非表示/違反報告)
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