@__酔っ払っちゃって�� ページ13
.
.
『 翼 、ほら お水 』
「 ん 」
コップ に 入れた お水 を 渡すと 、 翼 は ゆっくりと それを 飲んで ハァ ..と 小さく ため息 を 吐いた 。
「 やっぱり 、着替えさせればよかった 」
『 ごめんごめん 、よしよし 』
水を飲み終わり 横になっている 翼 の 隣に 座り 、 ふわふわ な 髪の毛 を 優しく撫でた。
不機嫌なのか 、 眉間に皺を寄せて 此方 を 見詰めてくる その目は 酔ってるせいか 不貞腐れた 子どもみたいで ちょっと 可愛い 。
撫でられた手を 翼に掴まれれば 、ゆっくりと 起き上がって 真っ直ぐ と 射抜くような 瞳で 見詰められる。
「 餓鬼扱いすんなよ 」
そう言った 翼は 、 何処か 妖艶 な 雰囲気 を 纏っていて 思わず 目を逸らしてしまう 。
なんか 、酔ってるから ？
いつもと 違う 。
「 目逸らすな 、 こっち見ろって 。 」
そう思った 矢先 、 ほっぺを 掴まれて 無理矢理 目を合わせられる 。
『 .. 翼 、そんなに 酔ってるなら 、 』
「 そんなの 関係 ねえよ 、 .. いい加減 俺の 、 」
" 俺の女 になれよ "
そう言えば 、 ゆっくり と 翼 の 顔が 近づいてきて
『 っま、って..！つばさ！ 』
抵抗しようと 胸板に 添えた手も、 簡単に 翼 に 取られて しまえば 私は きゅ ..と 目を瞑って 覚悟を決めた 。
.. のに 、
近づいてきた 顔 は 首元に 埋められて 、 翼 は 規則的 な 寝息を 立て始めた 。
『 .. 寝たの ？ 』
こんな状況で 、よく寝れるなあ ..。
なんて思いながら 力の入ってない 翼 の 身体 を 退かして 毛布を掛けてやり 、 眠っている 彼の隣に 腰をかけた 。
今になって 、 顔が 熱くなる 。
あの時 あのまま 翼 が 起きてたら 、どうなっていたんだろう 。
俺の女になれ 、なんて そんなの 初めて言われた 。
ああ 、どうしよう 。
ちょっと 、いいかもしれないなんて 。
思ってる 自分がいる 。
ねえ 、 翼 。
子ども のような 寝顔 をしてる 彼 の 前髪を 優しく撫で 、 そっと 額に 唇 を 落とした 。
ずるいね 貴方は 。
気持ち に 蓋 を させてくれないんだから 。
.
.
@__懐かしい温もりは、今も�、�←@__酔っ払っちゃって��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もちもち - さ??♀?さん» コメントありがとうございます！凄く感動するし、考えさせられるお話ですよね。訳あって更新できていなかったので、少しずつでもできるように頑張りたいと思います！！ (2021年5月14日 16時) (
レス) id: 1aaf2694a6 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - 今日Netflixでヤクザと家族 見ました！超泣きました。もしかしたら夢小説あるかなと思い検索せるとこの素敵なお話があったのでとても嬉しかったです。更新待ってます (2021年5月10日 1時) (レス) id: 74c8bfbc36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
