龍の素顔2

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藍「______あかん？」










首を横にこてん、と倒して聞いてくる藍さん。










あざといんだよ、それ。










しかもそれ、藍さん自覚してるでしょ。










分かってて使ってる。










ある意味、策士。



















A「っ、はぁ、ご飯食べますか？」



















あざとさを自覚してやっているため、ずるい。










思わずため息が出てしまう。










もちろんいい意味で。



















藍さんを置いて、台所へ向かう。



















すると、ぐいっ、と後ろへ引っ張られる。



















A「...........っ、わっ、」



















後ろから抱きしめられる。










藍さんの香りに包まれて、思わず顔が赤くなってしまう。



















藍「Aの作ったご飯もええけど、______



















______今は、Aを食べたい、」

A「..................っ、」



















藍「...............あかん？」

A「..................っん、」



















ずるい、










耳元でこそっ、と言ってくる藍さん。










吐息が当たってくすぐったい。



















私の返事も待たずに、寝室へ連れて行く藍さん。










「あかん？」と聞いてきたのは藍さんなのに、待たないとか..........。



















A「っちょ、藍さんっ、！」

藍「なに〜？」

A「っいや、藍さん疲れてますよね！」

藍「別に？A関連やったら、疲れなんて吹き飛ぶ。」

A「................っ、」



















私の抵抗も、意味なく流される。



















藍「..........久しぶりに会えたんやから、______



















______朝まで相手してな？」



















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