龍の素顔

〃 ページ33

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
スタッフさんの指示で、順調に撮影が進んでいく。



まずは個人の撮影だった。



一番衝撃なのは、藍さんが慣れすぎていることだ。
まぁ、予想はしていたが.....。



本当にバレー選手？ってくらい上手い。
モデルさんかな、？



カメラの前で決めポーズを取っていく藍さん。

顎に手を置いたり、口元を覆うように手を置いたり.....。
慣れすぎてて、逆に怖い....。



そして私の番が来た。



何が嫌かって、藍さんに見られるのが一番嫌だ。


うわ、恥ず、
何この公開処刑。










スタッフ「Aさーん、次お願いしまーす！」

A「........はい、」


多分今、私の顔はえぐい顔になっていると思う。
この世の物とは思えないくらい青白いと思う。


藍「A顔死んでんで、笑」


こんなことも言われた。





そしてこんなことも......。


藍「.......見てたげるわ、笑」

A「......っ、」


シンプルに恥ずかしいからやめて欲しい。










A「.....よろしくお願いします。」

スタッフ「うん、よろしくねー、」


その後、戸惑いながらも撮影が進んでいく。
唯一救いなのが、カメラマンさんが明るかったことだ。



カメラマンさんや、スタッフさんが明るいとこちらも、幾分かやりやすい。









そんなこんなで、個人の撮影が終わり2人での撮影に入った。










椅子に座ったり、
肩に手を置いたり、。


色々あって大変だった。


スタッフ「じゃあー、2人とも背中合わせで並んでもらっていいー？」


え、
身長.....。



差がありすぎて映えないんですけど。


言われた通りに背中合わせになる。
そしてカメラの方を見る。



スタッフ「そーそー！そんな感じで！」










なんとか撮り終わる。
するとスタッフから声がかかる。



スタッフ「じゃあ、最後なんだけど...二人とも向き合ってもらえるかな？」









はぁ、
向き合うとは？





私が戸惑っていると、藍さんが腰に手を回してきた。






A「っえ、ちょ、」

藍「こんな感じすか？」



サラッとやりのける藍さん。
流石すぎて......。


そしてなんと言っても.......










スタッフ「そんな感じ！いーよ！おっけー」










スタッフからOKが出ることだ。


藍さんがやることは、大抵OKが出る。
もう少しこうしてー、とかは聞いたことがない。


だけど今日は更に注文が来た。



















文字数やばいです。
　

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