龍の素顔

〃 ページ31

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
智大side

あの会話から結構経った。
いや、そんなに経ってないのかもしれないけど.....。


中々呼ばないA。
なに、もはやされたいの？


それだったら罰ゲームにならないんだけどなぁ、










もう一段階進んでみるか。










俺はAの背中に腕を忍ばせ、下着のホックを外した。
驚くA。


もしかしてここまですると思っていなかったのか、


キスくらいなら我慢できる、とでも思っていたのか....。










.....なんかムカつくね、










俺はそのままAの背中を、上から下へとなぞる。
びくっ、と肩を跳ねさせるA。



いい加減呼んでくれないかなぁー、










A「うぁ、っも、小川さん、やめ、て」

智大「やめて欲しかったら名前呼びなよ、」

A「..............。」


黙りこくるA。
名前呼べない理由でもあんの？


智大「.......なんでそんなに名前を呼ぼうとしないの？」

A「........だって、______



















______恥ずかしいじゃ、ない...ですか、」


そう言ったAの顔は涙目だった。
えーなに、そんな顔しちゃう？










反則でしょ......。
ずる、










だけど、俺の好奇心の芽は収まらない。











智大「へぇ、恥ずかしんだ？」

A「......っ、」

智大「ほぉら、呼んで？」


Aはこの顔に弱い。
そんで、こんな感じのお願いにも弱い。










しびれを切らしたようにAが口を開く。










A「と、ともひ、ろさん....。」

智大「ん？なぁに、聞こえない。」



















うそ、
ばっちし聞こえた。


にやけそうな顔を必死に抑える。
手の甲で口元を抑えながら言うA。


まじずるい。
その仕草まじずるい。









マジでなんか来そう。
うっわ、かわいー、





でも、もう一回聞きたくて聞こえないふりをする。










A「と、ともひろさん！！」

智大「、笑なぁーに？」



顔を真っ赤にして、大声で言うAが可愛い。
ツンデレだと再認識させられる。



















あー、マジでかわいい。
今すぐお持ち帰りして抱きたい。



そんな衝動に駆られるも我慢する。
俺できる男だから。



















「これからもそうやって呼んで？」



















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中々久しぶりに書いた感覚。
　

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