龍の素顔

〃 ページ30

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
智大side

空き部屋にAを連れ込み、ロッカーに押し付ける。
そんなにキレることではなかったと思うけど......。


案の定驚いているA。
なんか、ごめんね、



















でもなんかもう、抑えがきかないや、



















智大「ねえ.....俺のことも名前で呼んで？」

A「.........っえ、？」



Aはぽかんと口を開け、静止している。


押し付けたくらいだったから、もう少し真面目な質問が来ると思ったのだろう。


智大「で？してくれないわけ、？」

A「、いや、えーと、」



そう、元々Aは名前呼びに慣れてない。
慣れ初めの頃にこの提案をしたが、断られてしまった。


まぁ、徐々に呼ばせていけばいいだろうと思ってきたが.....。



割と長引いてしまった。
バカだな、我ながら。



















というか、祐希さん達は名前呼びなのに俺だけ名字なのが納得いかない！！


智大「ほーら、早く名前呼んで？じゃないと帰れないよ？」

A「、いや、まず一旦家に帰りません？」



恥ずかしいのか顔を上げないA。
これは、ちょっと.....くるな、



智大「いやだ。だって家に帰ったら、この話結局ぱぁでしょ、」





言うまでは、絶対に離してあげない。





あれから10分くらい経った。
未だにAは、名前を呼ぼうとしない。


というか、照れている。


いつもだったら可愛くて見逃してるけど.......。
今日はそうじゃないから。





我慢で言ったら俺は短気な方。
Aは割と我慢できる方。



どう考えても俺の方が不利じゃん。



















と、思ったけどなんだか素晴らしい案が出てきた。
我ながら天才。










智大「じゃあ...Aが名前呼ぶまで_____



















________ここで酷く抱いてあげる。」


Aの顔色が変わった。
マジかよこいつ、みたいな顔やめてよ、



でもさ、ここまでしないとA言わないじゃん。
しょーがないよ、っとー。










始まりの合図として、Aの首筋に一つキスをおとす。


慌てて抵抗し出すA。
もー、なに。


早く言ってよー。


まぁ、俺からしたら言わなくても全然いいんだけど。





A「ちょ、待ってください。おがわさん、！」



聞こえて来るのはやはり静止の声。
俺は無視して、次々とキスを落とす。



















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次です。
　

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