龍の素顔

〃 ページ22

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
小川さんが、これでもかってくらい声をあげて聞くから、つい驚いてしまった。


ていうか、それ小川さんが言う？
大体、小川さんの方が上手いんだけど.....。



A「いや、それを言うならこっちなんですけど....」

智大「ん？何が？」

A「どう考えても、小川さんの方が上がるの上手いじゃないですか、」


すると小川さんは黙って、「はぁ、」とひとつため息。
え、何、なんかした？



と思うと、急に抱きしめられた。



A「ちょ、小川さん？」


すると、更に抱きしめられ壁側へと追い詰められてしまう。



これは困った......。



















智大side


A「ちょ、小川さん？」


そんな驚きの声も気にせず、ずんずんと壁側へAを追い詰める。


まぁ、そんな驚いてないんだけど....。










今、俺結構嫉妬してんだけど....。
うますぎて、










八つ当たりだって？
黙っとけ、



















智大「あー、マジでお前うますぎ.....。」

A「っえ、いやあの、」


突然のお前呼びにびっくりしているのか、
はたまた、こんなところで壁ドンされて恥ずかしいのか。


まぁ、どっちでもいいけど、


智大「分かる？俺今結構嫉妬してんの、Aがうますぎて、」

A「、？は、はぁ、」


何がなんだか、わかっていない顔。
かわいいからいいけど、










すると、Aがムードもクソもないような発言をする。










A「あの、ここ廊下なんですけど.....」

智大「.....いいでしょ、別に。」

A「いや、見つかったらどうすんですか、」

智大「見せつければいい、」

A「ばか言わないでもらっていいですか？」










辛辣










今の状況。

俺がAを上から囲ってる感じ。
だってA小さいんだもん。


俺は男子の中じゃ低い方だけど、AもAで低い。
もう折れちゃうんじゃないか、ってくらい細い。



そんなAを上から覆ってる。










なんか、いいな、



















は、やばいやばい。
危険思想注意。











でもとりあえず俺は負けた気がして嫌だ。



















智大「ね、慰めてよ、」



















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なんとか考え抜いた作者。
褒めて
　

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