10 ≫ 最後の抵抗。 ページ10
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みんなが必死に頼んでくれたおかげで、
私もローさんと一緒に行けることになった。
「みんな、ありがとう…！！」
シ「いいってことよ！」
ペ「キャプテンをよろしくな！！」
そう言って、私の肩をポンッと叩くペンギンとシャチ。
みんながその後も温かい言葉をかけてくれて、
涙が出そうになるけど、
「…もう、泣かない。」
ペ「よし！よく言った！！」
泣いてたら守れるモノも守れなくなる。
決意を口にすると、
ペンギンが優しく頭を撫でてくれた。
…みんなに、頼まれたんだ…
絶対にローさんは私が守る…！
ローさんはその翌日、
行き先と今から何をするつもりなのかを大まかに教えてくれた。
「パンクハザード…と、四皇のカイドウを倒す…！？」
ロ「ああ、パンクハザードでは、お前にずっと猫の姿をしていてほしい」
「えっ、どうしてですか？」
ロ「…言った筈だ。俺はお前を傷つけたくない。出来る限りお前の安全を優先する。それに、猫の方が潜入しやすいだろ。」
この条件が守れないなら付いてくることを許さない。
そう言われてしまったら、もう従うしかない…。
ロ「幸いにも、まだお前は海軍からノーマーク。資料もない。相手に情報を握られてる確率はほぼゼロだ」
「そっか…私、まだ海軍にも大勢の人にも戦ってる所見られたことないですもんね…」
ロ「それと…カイドウとの戦いは、本当にどうなるかわからない。俺の考えてる計画が上手くいく保証もねェし、絶対に無傷では帰れない」
それでも、ついて来れるか？
そう言ったローさんは、何だか怖い顔をしていて、
きっと、これが最後の抵抗なんだろうなと思った。
本当は、船に残ってほしいんですよね。
…わかってる。わかってるけど…、
「言ったじゃないですか。
私は何が相手でも大丈夫です」
そう言うと、ローさんは諦めたように笑って私の頭を荒々しく撫でた。
…でも、私は一つ言いたい。
ローさんは、私の安全のことを考えすぎてる気がする…。役に立ちたいのに。
「私ばっかり守られてる気がします…」
そう言って唇を尖らせると、
その唇を指で挟まれて
ロ「俺も一応男で飼い主でこの船の船長だ。
少しくらい守らせろ」
と、怒られました。
いつも守られてます。
かっこよすぎです。
一生ついて行きます。
天然タラシだな、この人。
そう思ったのは内緒にします。
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っちゃん - 面白いです！！頑張ってください！！ (4月2日 21時) (
レス) @page22 id: e208a5b636 (このIDを非表示/違反報告)
なの。(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！更新不定期で申し訳ないですがこれからもよろしくお願いします！ (2019年10月21日 23時) (レス) id: a222c34c2b (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白く良かった作品です。続きが凄く楽しみです。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2019年10月21日 19時) (レス) id: 03dd8ecefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの。 | 作成日時：2019年10月8日 19時
