9 ≫ 愛おしい。 ページ9
. ローside
「私だって！ローさんを失いたくないです！！！
もし危険な目に遭うとしても、ローさんが傷つく時は私も一緒に傷つきます。私は生涯をローさんに捧げるって決めたんです…！！」
…柄にも無く、胸が苦しい。
自分がこんなにも必要とされるのかと、驚く反面、
涙を流しながらそう訴えるAを、
愛おしいと思った。
…突然だが、Aは戦闘に関して、才能があった。
クルーになった日から、最低でも自分自身を守れるようにと教えた武術と体術をすぐに身につけ、悪魔の実も自在にコントロールし、戦いに活かすようになった。
また、勉強熱心だったAは本を読み漁り、様々な戦い方、戦術、医学を学んだ。
Aは一人前のクルーになった。
正直、Aが俺についてきたとして足手纏いになることはないだろう。
だが、Aの言葉に甘えてAを失ってしまった時、俺は自分を一生許すことが出来ない。
Aの言葉に、何も答えられないでいると、
ドアが勢いよく開かれた。
ペ「すみません！ノックもしないで！！」
そこに現れたのはペンギン、シャチ、ベポを筆頭としたクルー達だった。
ロ「何だ、今は取り込み中で…」
シ「勝手に話を聞いてました…すみません！！
後でバラされる覚悟でみんな来ました！！！」
ロ「…どういうことだ」
こいつらの言っていることが理解出来ず、
困惑していると、
『Aを連れて行ってやってください！！！！』
そう言って頭を下げた。
「み、みんな…？」
Aも状況がわからないといった表情で、
全員を見つめる。
ペ「俺達だって、本当はついて行きたいですよ！キャプテンのことみんな心配に決まってるじゃないですか！！」
シ「キャプテン、1人で何でもしちゃうから…！
だから！せめて！Aだけでも連れて行ってやってください…！それに、キャプテンもAと離れるの寂し…」
ロ「…room」
シ「すみません！最後のは無しで！！！」
…もう、俺の負けじゃねェか。
ここまでクルー達に説得されて、
折れる以外の道は無い。
Aを傷つけたくないのは、
全部自分の為だ。
大切な人を失って、傷つきたくないから。
もう、コラさんの時のような想いは嫌だから。
「ローさん、一緒に戦わせてください」
�� 何が相手でも、私は大丈夫です ��
俺の目を見てそう断言したこいつを、
俺は死んでも守ると決めた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 385人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
っちゃん - 面白いです！！頑張ってください！！ (4月2日 21時) (
レス) @page22 id: e208a5b636 (このIDを非表示/違反報告)
なの。(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！更新不定期で申し訳ないですがこれからもよろしくお願いします！ (2019年10月21日 23時) (レス) id: a222c34c2b (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白く良かった作品です。続きが凄く楽しみです。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2019年10月21日 19時) (レス) id: 03dd8ecefd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なの。 | 作成日時：2019年10月8日 19時
