3 ≫ 隣で朝食。 ページ3
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ローさんの後を追いかけて食堂に行くと、
「あっ！ローさん、もう食べ始めてる！」
既におにぎりを片手に持ち、
口をもぐもぐさせているローさん。
ロ「別に良いだろ」
「だって…一緒に食べたかった…です」
そう言うと、ローさんは少し目を見開いたかと思うと、呆れたようにため息を吐き
ロ「…A、隣来い。」
そう言って、隣の席をとんとんと叩いた。
きゅー。と締まる胸。
やっぱり、ローさんは優しい。
「えへへ…！ローさんの隣ー！」
ご飯を受け取り、急いで座ると、
そんなに慌てるな。と小突かれた。
幸せを感じながら、ローさんの隣で朝ご飯を食べる。
少しするとベポ達がやって来た。
ベ「あっキャプテンもAも食べ始めてるー！」
ペ「そういえば、キャプテンが俺らより先に朝ご飯食べるのって珍しいよな」
シ「確かに！Aもいっつもキャプテン起こしに行って一緒に寝て結局昼頃食べてたしな」
そう、普段からローさんとご飯を一緒に食べるから、
今日はローさんが先に食べ始めてて寂しかったのです。
でも、こうやってみんなちゃんと揃って食べるのは久しぶりですっごく嬉しい。
ロ「…たまには良いだろ」
ローさんも珍しくそんなことを言うから、
私もにやにやしてしまう。
「ふふっ！ローさん今日あまあまですね！」
ロ「どういうことだ」
「いつもより私達に甘いってことです〜！」
ロ「…気のせいだろ」
そう言ってそっぽを向く姿はとても可愛い。
ローさんの後ろ姿を見ていると、
ぴょんっと跳ねた髪が目に入った。
弄ろうと手を伸ばすと手首を瞬時に掴まれる。
「ご、ごめんなさい…！
ローさんの髪触りたくなって…」
びっくりしてすぐに謝ると、いや、それは別に。
と言い、続けて
ロ「…A、後で俺の部屋に来い」
そう言うと、食器を片付けて自室に戻って行った。
いつもならその言葉は凄く嬉しい。
私はローさんの部屋が落ち着くし大好きだ。
勝手にいつも入る部屋に来いと言われたら喜んで行く。
でも、ローさんの顔がどこかいつもと違っていた気がする。
私、何か怒らせてしまったんだろうかと、落ち込みながらも急いで食べ終えて食器を戻す。
「じゃあ、行ってくるね…」
私は、ベポ達にそう言い残して食堂を後にした。
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っちゃん - 面白いです！！頑張ってください！！ (4月2日 21時) (
レス) @page22 id: e208a5b636 (このIDを非表示/違反報告)
なの。(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！更新不定期で申し訳ないですがこれからもよろしくお願いします！ (2019年10月21日 23時) (レス) id: a222c34c2b (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白く良かった作品です。続きが凄く楽しみです。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2019年10月21日 19時) (レス) id: 03dd8ecefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの。 | 作成日時：2019年10月8日 19時
