#55 ページ10
貴女side
『つ、椿...！？急に何す』
椿「ダメだよ」
するとしばらく黙っていた椿は口を開いた。
椿「女の子が彼氏でもない人を家にあげちゃあ。兄さんだって男なんだからね...？」
『っ...』
この時、ゾクッと寒気がした。
なんだか、いつもの椿じゃないような気がして。
『...椿』
椿「なぁーんてね☆」ﾊﾟｯ
言葉を言いかけた途端、椿はパッと手を離したと思ったら普段のあのヘラヘラした(←)表情に戻った。
『.........は？』
椿「ごめんね、驚いたかい？でもね、もしかしたら兄さんがこんな風にAを襲うかもしれないでしょ？
もし...もしそんなことになったら、僕は......！兄さんを殺す！！！！！！」
『やめろ！！！』
椿はわっ、と泣き出した。
叫んだり泣いたり忙しい奴だな...
椿「ていうか何で兄さんなの！？この前僕は家にあげてもらえなかったのに何で！？Aは兄さんみたいなタイプが好きなの！？そもそもいつから兄さんと知り合いになってたの！？！？」
うっわ、うるさっ！！
マシンガンで撃たれるかのように次々と質問される。
うるさいのは嫌だけど、こんなに騒がれると黙らせるのもなんか面倒になってきた...
『クロは学校で真昼くんが連れて来ててそれで...てかそれよりもさ、真昼くんも一緒にここに居たから...』
椿「！」ﾋﾟｸｯ
あ、泣き止んだ。
椿「えっ、てことは二人きりじゃ」
『ない』
そう答えると、椿の顔はみるみるうちに明るくなった。
ガキかこいつは。
仕舞いには鼻歌を歌い始めた。
椿「あぁーよかった♪安心したよ。あ！でも次からは僕以外の男はあげちゃダメだよ！」
『何でお前はいいんだよ』
椿「僕？僕はいいの。だって僕は君のフィアンセなんだかｒ...ぐふぉっ」
『誰がフィアンセだ、誰が』
右の拳で椿の腹を打撃。
...久しぶりに殴ったけど、やっぱりこいつが一番殴りやすいな。
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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年8月25日 20時) (
レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - もちょぽてと。さん» ありがとうございます！遅くなるとは思いますができるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 望さん» 応援ありがとうございます！これからも頑張って更新します！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - ミュさん» はい！がんばります！！！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 夜行猫さん» ご指摘ありがとうございます。その点につきましては、「クロ」と呼び捨て、ということにさせていただきます。 (2017年9月2日 22時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三河。 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2017年7月27日 22時
