#48 ページ3
貴女side
前回のおさらい→高校生主夫に台詞を取られた。
真昼「何で花園さんが...」
『...ああー...私は買い物に行ってただけだ』
真昼くんは即答しなかったそんな私を疑問に思ったのか、首を傾げた後、「そっか」とだけ呟いた。
本当は買い物以外に路地裏のこととか、有栖院家にいたこととか、真昼くんたちに遭遇する前まで色んなことがあった。いや、ありすぎた。
それら全てを話すと面倒くさいことになるのが目に見えるのがオチだ。
だからあまり深くは言わなかった。
『そういう真昼くんは？一体公園で何してたの』
これ以上余計なことを聞かれないように、真昼くんに話を振った。
真昼「お、俺は、その、えっと...！」
話を振られた途端、真昼くんは体をビクッと震わせ変に焦り始めた。
『...何でそんなテンパってんの』
真昼「え、いやぁ、何て言うか...いくら花園さんでもまだ話す時じゃないっていうか...」
まだ？
未だに落ち着きがない真昼くんに、クロはダルそうに欠伸をして言う。
クロ「真昼...こいつはもう吸血鬼の存在知ってんだから、別に隠す必要はねぇって...」
真昼「いやだけどさ...」
すると二人が揉め始め(一方的に真昼くんが話している気がするが)、しばらくすると、いつしか二人だけの会話に。
私はただただ、立ちすくんだまま。
『......』
私空気じゃないか？これ。
買った食材が悪くなるから、この二人を置いて帰ろうかな。
ていうかそれ以前に、もうどうでもいいやってなってる。
『じゃ、お二人さん。邪魔するといけないから私は帰る』
会話を遮ってすぐさま背中を向けると、そそくさと帰った。
真昼「あっ、うん。じゃあな、花園さん。気をつけて帰れよ！」
帰り際にそう言われ、ふっ、と自然に笑みがこぼれた。
前から思ってたけど、相変わらず真昼くんはそういうとこ優しいよなぁ。
振り返ってみると、彼は笑顔で手を振っていた。(隣のやつは大きな欠伸をしていた)
「ん」と私も手を挙げ、振ろうとした瞬間、あるものが目に留まり足を止めた。
『は...！？』
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字数が足りないので区切ります！
変なところで区切ってすみません...！
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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年8月25日 20時) (
レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - もちょぽてと。さん» ありがとうございます！遅くなるとは思いますができるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 望さん» 応援ありがとうございます！これからも頑張って更新します！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - ミュさん» はい！がんばります！！！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 夜行猫さん» ご指摘ありがとうございます。その点につきましては、「クロ」と呼び捨て、ということにさせていただきます。 (2017年9月2日 22時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三河。 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2017年7月27日 22時
