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#58 ページ13

貴女side


べルキア「ジャンジャジャ〜〜〜ン!!☆★☆俺、参上...!!なんちゃて!☆てへっ☆★」


突然、私の部屋の窓ガラスをかち割って乱入してきたのはべルキアだった。

床にはガラスの破片が散らばっている。


『な...な...』

真昼「べ、べルキア!?」

椿「やあベル、こんなところにどうしたの?』

べルキア「やあベル、じゃないよォ〜!つばきゅんが全然帰って来ないから迎えに来てあげたんじゃんかァ!!って、ゲェ〜〜〜!怠惰とAじゃn」

『何すんだお前はああああああああ!!!!!!!!!!!!!』

べルキア「ごはァッッッ!!!!!」


自室の窓ガラスを割られた恨みと怒りを込めた拳を、べルキアの腹めがけてぶちかました。


椿「べ、ベルーーー!!」

真昼「(は、花園さんを怒らせないようにしないと...)」

クロ「こえ〜...」


ゴロゴロと転がるべルキアはタンスに勢い良くぶつかった。


ゴンッ

べルキア「ぐェッ」


さらにタンスに置いていた写真立てが頭部に落下した。

そしてべルキアは身体をプルプルと震わせ、私に視線を向けた。

その表情はもちろん、めちゃくちゃ怒っていた。


べルキア「っクソがァ〜〜〜...!僕にこんなことして、タダで済むと...」


ふと、彼は何を思ったのか、発言を止め落ちた写真立てを拾った。

するとさっきまで怒っていた顔から、「いいもの見つけちゃった♡」とでも言わんばかりの顔に変わった。つまり、そう。ニヤニヤしている。


べルキア「あっれ〜?!これもしかしてAの親ァ〜〜〜!??なァんで遺影使用になってんのォ〜?あ!まさか死んでるのォ〜〜〜!?かっわいそう〜〜〜〜〜!!!☆★☆」


そう言って私に近づいて高笑いする。


真昼「えっとー...べルキア」

べルキア「ホラホラァ!悲しめよォ!人間の分際で僕を殴った罰だよォ!」

『死んでないけど』

べルキア「ヘェ〜!死んでないんだ〜〜〜!...ハ?」

『だから私の両親死んでないけど』

べルキア「...ハ?マジ?」

真昼「よくわかんないけど本当みたいだぞ...俺も最初はお前と同じこと思ったし...」

べルキア「じゃあ何で遺影にしてるんだよォ!!」

『それはただ単純に親嫌いだから』

べルキア「ッだよちくしょおおおおおお!!!」

バシッ

『あっ』


私が悲しむ姿を見られなくて悔しそうなべルキアは写真立てを床に叩きつけた。


『ひどい』

真昼「(親の写真を遺影にするのもかなりひどいと思う)」

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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2021年8月25日 20時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - もちょぽてと。さん» ありがとうございます!遅くなるとは思いますができるだけ早く更新できるように頑張ります! (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 望さん» 応援ありがとうございます!これからも頑張って更新します! (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - ミュさん» はい!がんばります!!! (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 夜行猫さん» ご指摘ありがとうございます。その点につきましては、「クロ」と呼び捨て、ということにさせていただきます。 (2017年9月2日 22時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:三河。 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/  
作成日時:2017年7月27日 22時

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