#56 ページ11
貴女side
椿「うぅ...久々にAの腹パンは効いたよ...」
『そりゃどうも』
椿「あはは、別に褒めたわけじゃないんだけどぉ...あー、面白くない」
面白くないのはこっちの台詞だし、ていうかその口癖懐かしいなおい。
『はぁ、これ以上殴られたくなかったらさっさとうちから出てってください』
椿「え！？殴られるのは流石に嫌だけど...！今日は君のお家に泊まらせてくれるんじゃないの！？」
『ふざけんな！誰がお前なんか＿＿＿』
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
突然、玄関のインターホンが鳴った。
『...？』
こんな時間に...何？
誰か来たのか？
私は椿を無視し、玄関へと向かった。
椿「え...？彼氏...？」
『んなわけあるか』
ｶﾞﾁｬｯ
『ど、どちら様ですか...』
恐る恐る玄関のドアを開けると、
真昼「ご、ごめん花園さん...」
『は？』
さっき追い出したはずの真昼くんが立っていた。
あとついでに人間バージョンのクロも彼の隣にいた。
どういうこと？
『えっと...何か？』
真昼「本っ当にごめん花園さん！その、俺のアパートの鍵、花園さん家に落ちてたりしてないかな？ポケットに入れてたんだけど無くなっててさ...」
『.........』
クロ「おい俺からも頼む...これじゃ男二人、野宿になっちまう...」
『......真昼くんって結構マヌケだよね...』
真昼「...ごめん」
事情が事情なので、私は仕方なくアホ二人を再び家にあがらせた。
...あ、そういえば。
私はあのことを思い出し、クロの服の裾をクイッと引っ張った。
『クロって弟いたんだな』
クロ「あ？...あー、まあな...それリリイから聞いたのか？」
『いや、こいつ』
二人と共に居間の方へ移動し、私は扉を開けて指を指した。
真昼「つ、椿！？」
椿「あっれー？誰かと思えば怠惰の兄さんと城田真昼じゃないか」
クロ「めんどくせー...」
真昼「な、なな何で椿が花園さんの家に居るんだ！？てか知り合いだったのか！？ああもう！どっからツッコめばいいかわかんねぇ！！！」
『黙ってればいいんじゃないかな』
椿「あは、あははははは！！面白くないなぁ！」
『お前も頼むから黙ろっか』
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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年8月25日 20時) (
レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - もちょぽてと。さん» ありがとうございます！遅くなるとは思いますができるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 望さん» 応援ありがとうございます！これからも頑張って更新します！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - ミュさん» はい！がんばります！！！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 夜行猫さん» ご指摘ありがとうございます。その点につきましては、「クロ」と呼び捨て、ということにさせていただきます。 (2017年9月2日 22時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三河。 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2017年7月27日 22時
