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出会いと旅立ち ページ30











『卒業だって、早いね。』



「なんかこの3年間秒だったよなぁ、」









本日。

私たちは高校を卒業します。









━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



出会い








私たちの出会いは高校1年の春。





私は少年忍者が結成されてから東京の方で活動するように
なったため、その頃はまだ関西での活動を主としていた。


そして竜生も入所前でただ同じ学校というだけ。







[A!体育行くよ!!先行くよ?]



「ちょっと、紗来(さら)ちゃん待ってよっ!!」






高校入学して同じクラスだった紗来ちゃんと友達になった。


中学の頃、健人はデビューしていて忙しく
理由がいろいろ(プロフィール参照)あったため
母と関西で暮らしていた。


だから進学してから初めての友達で
ジャニーズのことも受け入れてくれる子。








授業開始まであと5分しかなくて廊下を走って
グラウンドまで向かう途中にすれ違った人。






それが竜生。





この時は知らない人だし、時間に追われていた為に
勿論立ち止まることも無く素通りだった。







『はぁ、っ、はぁ、間に合ったっ』


[A運動神経は悪くないのに足遅いよね(笑)]


『足 は ね!!!』






そんなたわいもない話をしながら準備運動をし、
実際にゲームにうつっていく。



今日はサッカー。

珍しく今日は先生の出張とかなんとか都合があるみたいで
1.2組合同で行われる体育だった。





『えぇー、走るの遅いって言われたばっかなのに?』


[キーパーする?]


『勘弁してください』






適当にチーム分けされてゲームスタート。




人数が多いため前半と後半で分けて行うみたいで
私と紗来ちゃんのチームは後半。



ぼーっとサッカーを眺めていると
徐々に黄色い歓声がちらほら聞こえ始めてきた。





『なに?この黄色い声。』


[あれだよあれ、2組の深田。

1年でめちゃくちゃモテてるらしい。]


『へーー、そうなんだ』







興味があった訳じゃない。


けど、何故か目で追ってしまっていた。
人を惹きつける魅力が彼にはあるのかもしれない。


見ているとみんなが言うカッコ良さが少しだけわかった気がして
なんだかファンになった気分で嬉しくなった。









そうしていた矢先。







バンッ!!!!









ゴールを目掛けて蹴ったボールが一直線に私の方に
向かって飛んで来て私の顔に直撃した。

・→←・


ラッキー忍者

山井飛翔


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みーみ - この作品大好きです!いつでもいいのでLilかんさいとの絡みが見たいです! (2022年7月13日 23時) (レス) @page34 id: cfab018c92 (このIDを非表示/違反報告)
深。 - 嫉妬する深田君が見たいです。 (2021年7月26日 19時) (レス) id: 277af71faa (このIDを非表示/違反報告)
らぶたん - いつも素敵なお話ありがとうございます!深田くんと夜ベットでイチャイチャするお話お願いします! (2021年4月12日 0時) (レス) id: d07ee8ef54 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - 【リクエスト募集中】 (2021年3月7日 19時) (レス) id: 4418459cc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lily | 作成日時:2021年3月7日 19時

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