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稜「じゃ今日はこの曲に合わせて踊ります」
サークルに入って分かったことがある。
祐「う〜ん。…なんか違うんだよねぇ」
私はしなやか系のダンスが苦手。
私が習ってたのはヒップホップだから、全部がヒップホップっぽくなってしまう。
稜「拓弥めっちゃ上手くねww」
ヲタクっぽい笑い方をする稜雅先輩につられて拓弥くんを見てみると、たしかにめちゃめちゃ上手かった。
拓「こういうのは得意な方なんで」
海「いまいいなぁって思ったでしょ」
「はぁ?思ってないし!」
こんな嫌味を言ってくる海も、地味に上手い。
てか表情の作り方が上手い。
さくらはなんでもそつなくこなす、嫌味っぽくない嫌味タイプ。
祐「太陽ちょっと…稜雅に教えてもらいな!」
稜「えぇ俺?」
祐「こういうのは稜雅が得意でしょ」
稜「はーい。うし太陽やるぞおら!」
稜雅先輩は、たまにテンションがおかしくなる。
私は祐基先輩に教えてもらいながら、しなやかなダンスの基本を学んだ。
稜「それじゃ今日はここまで。次は明明後日です」
サークルは、火曜と金曜にやってるから、間が結構空く。
今日教えてもらったとこ鈍らないようにしなきゃ…
ひな「海くーん!」
…声聞くだけで、なんでこんなにも不快になるんだろう天才か。
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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2020年3月19日 1時