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さ「あーお腹すいた!」
2限が終わって、すぐに学食に向かったけど早く終わった人達が多かったみたいで、すでに満席状態。
さ「うわぁ…どうしよっか」
「どうする…とりあえず探してみるか」
さくらと手分けして探してると、海と " 佐野ひなた " が一緒に食べているところを見てしまった。
しかも最悪なことに目が合った。
" 佐野ひなた " と。
ひな「あ、」
「…どうも」
『あ、A。なにしてんの?』
平気で私といつもと同じように話す海に、もはや恐怖を感じる。
「いや、席がなくて…」
『じゃここ座れば?』
そう言って、席に置いてた荷物をどかしてくれた。
『さくらもいるんでしょ?ひなたの方も荷物どかせばいいから』
「いやでも…」
ひな「あ、お邪魔とか考えてる?別に大丈夫だよ〜」
" 佐野ひなた " がそう言ってくれたことで、さくらを呼んで隣に座らせてもらうことにした。
" 佐野ひなた " は、優しさで言ってくれたのかもしれないけど、
あのセリフを言った時の勝利に満ち溢れた顔。
無性に腹が立った。
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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2020年3月19日 1時