やっぱり運命の人~third~

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新人研修も終わり、やっと普通の仕事につけた。





『船津稜雅です。今日からよろしくお願いします…』





？「よろしくー」





『あの…僕何をすれば…』





？「デスクはそこ。俺の前。今日することは…お前パソコン得意？」





『まぁ…はい』





？「じゃ、これ打ち込んどいて。分かんないことあったら聞いて」





『はい…』





それだけ言って自分の仕事に戻ってしまった。





なんか無愛想な先輩に当たったな。
この人が指導係とか絶対ハズレだろ。





そんなこと思いながらも、パソコンは得意なので打ち込みはすぐに終わってしまった。





『…あのー…えっ…と』





名前が分からない。





そういや指導係なくせに、名乗ってもくれなかった。





どうしようと思いながらじーっと見ていると、ふいに目が合った。





？「え…なに？」





『あ…終わりました…』





？「あぁ…早いね。てか呼べよ普通に」





ちょっと笑った。
は、ちょっとときめいたんだけど。可愛すぎるこの人





『名前が分からなかったので…その…』





？「草川」





『…あ、はい…』





拓「草川拓弥。まだ4年目だけど。」





『あ…そっすか。船津です…』





拓弥 「いや知ってるよ笑 じゃ次何やるか。お前パソコン早いから俺の仕事どんどん減るわラッキー」





草川先輩はパソコンが苦手なのか、打ち込みを全部俺に任せてきた。





得意な分野でやれることがあるのはありがたいけどね。


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