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『ちょっとまってて』
そう言われて店の前のベンチに座る。
2分もしないうちにたくちゃんが車に乗ってきた。
車を停めて、助手席のドアを開けてくれる。
頭をぶつけないように上は手で抑えながら。
…ジェントルマンにも程がある。
『…なに？早く乗って。寒い』
「助手席…いいの？」
『は？なんで？』
「彼女しか乗せたくない人とかいるじゃん」
『俺別にそういう人じゃないから助手席のドア開けてんだけど。』
たしかに。これはたくちゃんのが頭良かったわ。
大人しく助手席に乗ってシートベルトをしめる。
運転席に乗ってきたたくちゃんを横目で見ると、思ったより近い距離に思わず窓の外に目を逸らした。
『家までナビして。分かんないから』
「あ、はい」
左、とかまっすぐ、とか支持して家に着いたのは12時を30分ほど回った時。
「…ありがとう…ございました」
『なんで敬語に戻ってんの』
鼻で笑いながら行ってくる姿はすごい腹立つ。
…って言ってやりたいのはやまやま。
片腕をハンドルに乗せて、助手席の窓から上目遣いに覗いてくる顔は
かわいいとかっこいいの絶妙なハーモニーを醸し出している。
悔しいけど不思議と腹が立たない。
その鼻で笑ってる姿でさえ美しい。
『おーい？A？』
「…あ、ごめん。別世界いってた」
『なにそれ笑 じゃ俺戻るから。暖かくして寝ろよ』
2、3回ヒラヒラと手を振ると、来た道を引き返した。
自分のこと"たくちゃん"なんていうキモイ奴かと思えば、人の変化にすぐ気付いたり。
さりげない優しさもあれば、ジェントルマンな部分もある。
しかもかわいいしかっこいい。
ステキな人だなって心の底から思ったまま気づいたら眠りについていた。
*☼*―――――*☼*―――――
こんばんは！ましゅまろです！
更新あいてすみません！！
その分夜中も更新します！(たぶん！)
最高181位(?)
ありがとうございます！！嬉しいです！！
グレーな王子様〜second〜
最高62位(?)！？夢！？ドッキリ！？
ビックリしました！！ほんとにありがとうございます！
これからもましゅまろの作品をよろしくお願いします！！
*☼*―――――*☼*―――――
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ましゅまろ(プロフ) - 愛彩さん» ありがとうございます、頑張ります！ (2019年1月29日 22時) (
レス) id: 5ab9ecd76e (このIDを非表示/違反報告)
愛彩 - 面白かったです。更新楽しみにしています。 (2019年1月25日 18時) (レス) id: 2c5245a4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅまろ
| 作成日時：2019年1月10日 1時
