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拓弥side
『お前どういうつもり？』
匠「なにが？」
バスに揺られながら、やっとの思いで出した言葉を匠海は待ち構えてたように簡単に流した。
『なにがって…分かってんだろ』
匠「Aちゃん？」
『…何のためにあいつに近付いてんの』
匠「んー…そう聞かれると難しいね」
『は…じゃあなんて聞けばいんだよ』
こいつの、何があっても余裕な態度が腹立つ。
なんでも思い通りになるって思ってんだろうな。
匠「なんか…んー、分かんないや」
男からしたらムカつくこういう所も、女子からしたらウケるんだろうな。
どんだけ罪なヤツだよ。
匠「拓弥は、Aちゃんが好きなの？」
唐突すぎるその質問に、思わず匠海の方を向いてしまった。
…好き？俺が？Aを？
いやいやいやいや。
そんなの考えたことねぇし。
『…いや…考えたことねぇよ』
匠「でもさぁ、俺がAちゃんのファイルいじったり、さっきとか楽しそうにしてたら怒ってたよね？それって好きってことじゃないの？」
『いや…それだけで好きって決めらんないだろ』
たしかに、匠海が俺の真似事してる時はイラッとしたし、匠海とAが知り合いって知った時はすごいムカついた。
でも、俺とAだってまだ知り合って長いわけじゃないし、特別仲がいいわけでもない。
だから、そんな簡単に好きって言葉を使っていいのかっていう…のもある…のかな…
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ましゅまろ(プロフ) - 愛彩さん» ありがとうございます、頑張ります！ (2019年1月29日 22時) (
レス) id: 5ab9ecd76e (このIDを非表示/違反報告)
愛彩 - 面白かったです。更新楽しみにしています。 (2019年1月25日 18時) (レス) id: 2c5245a4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅまろ
| 作成日時：2019年1月10日 1時
