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『脅かすつもりはなかった』
「でも驚いた」
『じゃあごめん』
「うん」
『……で、なにしてんの？』
たくちゃんにとっては何気ない質問だろうけど、私にとったら重大で。
なんて返せばいいのかな…
『俺しばらく見てたけど中覗いて全然入らなかったじゃん』
…なんでしばらく見てんだよ。
すぐ声掛けてくれよ。
「…ちょっとね。いろいろあって…」
たくちゃんはため息するのが癖なのか、1回ため息をつくと上目遣いに私を見た。
『なに？』
「え…なにって…なに？」
『中に用あるんでしょ。俺がやってきてやるから』
それは、代わりに中入ってくれるということか…
「え、いやでも悪いよ」
『じゃあさっさと入れよ』
「それは…」
『…めんどくせーな。言えよほら』
部室のドアに手をかけて、少し引けばすぐ開く所まできた。
「…スマホ…忘れました…」
『…それだけかよ、ったく。待ってろ』
そう言い捨てて中に入ってったたくちゃんは、30秒もしないうちに私のスマホを持って出てきた。
『これで合ってる？』
「合ってる、ほんとにありがとう」
『ん。じゃあね。気をつけて』
再び中に入ってったたくちゃんに小さく手を振って急いでひめりの元へ戻った。
…もちろん、ひめりはご立腹でした。。
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ましゅまろ(プロフ) - 愛彩さん» ありがとうございます、頑張ります！ (2019年1月29日 22時) (
レス) id: 5ab9ecd76e (このIDを非表示/違反報告)
愛彩 - 面白かったです。更新楽しみにしています。 (2019年1月25日 18時) (レス) id: 2c5245a4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅまろ
| 作成日時：2019年1月10日 1時
