2番目の俺

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"自分が何してるか分かってますか？"





普通だったら、なんのことか分からない。
だけど、俺には当てはまることが確実に1つある。





いや、違うかもしれない。
ただのめめの賭けかもしれない。





佐「えっ…と、何が？なんのこと？」





目「とぼけるんですか？しょっぴーとの事に決まってるじゃないですか」





違くなかったらしい。
ここまでハッキリ言われたら、言い訳なんて出来ないし、言い訳を考えようともしなかった。





佐「……めめには関係ないでしょ」





目「関係ないと思います？」





佐「なに、あるの？」





目「あるよ。だって……同じメンバーじゃん」





だっての後に言おうとしたのは、たぶんその言葉じゃない。

だけど、なんて言おうとしたのかは分からないからどうにかこの場を抜ける方法を考えた。





佐「…同じメンバーだから、何も言わないでよ」





目「黙って容認してろって言うの？」





佐「そう」





目「…ごめん、俺メンバー内で複雑になってて黙ってられるほどクズじゃない」





なんだよその言い方。
それだと、俺がクズみたいな言い方じゃん。

…間違ってないけど。





佐「…翔太にも言うの？」





目「言わない」





佐「は…なんで？」





目「あの2人には、佐久間くんが邪魔者なの分かってます？」





"邪魔者"





分かってはいたけど、自分でも康二でもなく、第三者に言われると言葉の重みが違った。





そうだよな。
周りから見たら、カップルに割って入ってる俺が1番の邪魔者だよな。


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