僕らが強く。

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大智side





いよいよ今日、元メンバーで会う日。





1つ気になったのは、柊生が返信しなかったこと。
既読も付けてない。





今日、来ないのかもしれない。
でも退会はしてないから、完全に関わりを経ったっていうわけではなさそうだ。





事務所の会議室に、時間通り。
ドアを開けると匠海と昌暉が隣同士で座っていた。





昌「大智！！久しぶり！」





大智「お、おう…？」





匠「こないだぶり」





大智「うん、」





ん？なに？なんだ？
なにこの違和感？





昌「大智髪伸びたねー、もう坊主辞めたの？」





匠「身長は伸びてないけどね」





…昌暉と匠海の態度が、軽いからだ。
昌暉は思ってた100倍元気だし、匠海も前と対応が何も変わってない。





大「……はは、ふっははは…」





昌「えなに怖いんだけど！？」





俺、バカだったなぁ…。
バカのくせに、色々考えすぎてた。

考えすぎて、1周回ってバカに戻ってた。





そうだよ、別に俺ら仲悪くて解散したわけじゃないじゃん。
喧嘩しなかったのだって、全員が同じ夢に向かってちゃんと前しか向いてなかったから。





初めて後ろを振り返ったのが、解散っていう道。
極端だったんだね、俺ら。





大「…最高だよ、」





俺が勝手に遠慮してただけ。





1から始めるなら、同じ土俵に立てる。





俺とみんな、対等だ。





大「俺さ、DISH//が好きだよ」


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