僕らが強く。

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昌暉side





昌「…柊生と大智、返信こないね」





匠「うん…」





柊生が元気なのは知ってる。
パーソナリティやってるラジオは全部聞いてるから。





でも大智は、最近見ないから本当に分からない。





ファンのみんなの言葉を借りるなら、生存確認が出来てない。





匠「…昌暉、これ」





そう言って見せてきたスマホの画面には、誰かがギターを弾いている手元だけが写ってる。





昌「なに？これ」





匠「大智のチャンネル」





昌「へぇー……え！？大智の！？」





大智のチャンネル、ってことは、ここにあがってる曲は、全部大智がつくったってこと？





嘘でしょ、だって100曲を超えてる。





昌「大智って…曲作れたんだ？」





匠「うん、めっちゃ昔だけどちょこちょこ作ってたの聞いたことあって。だからこれも大智だってすぐ分かった。」





俺らは曲作ったことあるし、柊生はたまに作ってたから作れるのは分かってた。





大智が作れたのは知らなかったな…





匠「これ、事務所に内緒でやってる」





昌「え、」





匠「1回、大智にも会いに行った」





昌「…いつ？」





匠「1か月前くらい」





1か月前。
ということは、匠海が再結成しようって言ってからだ。


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