43. ページ44
·
モヤモヤしながら過ごしてたら、あっという間に次の日。
きのう帰ってきてからの記憶がない。
よっぽど抜け殻だったのかな
1人で歩く通学路にも、少しだけ寂しさを感じる。
でも、昨日の小笠…海先輩の話を思い出すと、不思議と寂しさが軽減される。
私と先輩、もう一度繋がるものがあるんじゃないかって思っちゃう。
そんなこと思いたくないのに。
私から離れたんだ、私から近づいちゃいけない。
そう思ってたのにやっぱり神様はいじわる。
「『あ…』」
朝から校門で出くわすなんて、今までもなかったのになんでいきなりこんなこと。
…でも、現実は現実。
もう関わる意味がないっていうのは変わらなくて。
2人で知らんぷり。
一瞬で目を逸らして何事もないように普通に歩く。
…目頭が熱くなったのは、気のせいってことにしよう。
教室に入るなり、変わらぬ女子からの目線。
先輩と一緒にいなくなった今は、別の意味での睨みだ。
(やっぱり遊ばれてただけでしょ)
(あんなのにノらされてた太陽先輩かわいそー)
なんとでも言ってくれ。
もう関わらないから。
好き勝手ストーカーするなり告白くるなりしてくれよ。
女は人の事悪く言わないと生きていけないのかよ。
私の元の日常よりも生きにくい日常が始まった。
·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 175人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ましゅまろ(プロフ) - 千羽さん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！頑張りますありがとうございます！ (2018年12月23日 10時) (
レス) id: 5ab9ecd76e (このIDを非表示/違反報告)
千羽(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！いつも、次の展開が気になります！それに見入ってしまいます(笑)私はタカシくんが大好きなのでタカシくんとくっついて欲しいと切実に願ってます！更新大変かと思いますが頑張って下さい！楽しみに更新されるの待ってます(^o^) (2018年12月23日 3時) (レス) id: 049a9afd19 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ましゅまろ
| 作成日時：2018年11月29日 17時
