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海side





祐「いたいっ…海、ごめん…っ」





祐基の手を強く掴んで、引っ張りながら…ううん、引きずりながらの方が近いかな。
1度も振り返らずに空き教室へ連れてきた。





ドアを閉めると同時に、祐基の体を投げるように手を離した。





海「…何しに行った」





祐「な、なにもしてない!」





海「噛み合ってねぇんだよ。何しに保健室行ったのか聞いてんだよ!」





祐「…Aの、荷物届けに…」





海「なんでお前が来たの?他の奴らに任せればいいじゃ…」





"他の奴らに任せればいいじゃん"





そう言おうと思ったけど、その先を言うことは出来なかった。





Aちゃんには、友達がいないんだ。
太陽のことがあってからしか知らないけど、誰かと一緒にいるとこを見かけたことがない。





そういえば俺が初めてAちゃんを助けたとき、
太陽が"誰かの連絡先もってないだろうし"って…。





…太陽はなんで知ってたんだ?





祐「ふは、海いまAに対して酷いこと思ったね」





海「酷いこと?」





祐「Aに、友達がいないって思ったでしょ。それ本人が直接言われたら意外とショックだよね」





さっきまでのビビりまくってた祐基はどっかへいってしまった。





代わりに、俺の"苦手な祐基"が入ってきた。






こっちの祐基は何をしでかすか分からない。
たまに祐基自身がこっちの人格のことを覚えてないくらい。





無意識に、不定期に出てくる祐基のもう一つの人格





祐「まぁ事実なんだけどね。Aに友達なんて1人もいないから、誰も届けに行こうとしなかった。だから俺が来ただけ。なんか悪い?」





海「…わざわざAちゃんに近付きに行ってたのは?」





祐「あー、あれはAにちゃんと許可とったよ?そっち行っていい?って。いいって言ったのAのほうだよ。…まぁ、本能が拒否ってたみたいだけどね」





海「…んでお前はそんな冷静なんだよ、Aが無意識にお前のこと拒否しちゃうくらいにお前はあいつに酷いことしてきたんだよ!!」





祐「分かってるよそんなこと!!」





…怒るか泣くか。どっちかにしてくれよ…






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ましゅまろ(プロフ) - 千羽さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!頑張りますありがとうございます! (2018年12月23日 10時) (レス) id: 5ab9ecd76e (このIDを非表示/違反報告)
千羽(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!いつも、次の展開が気になります!それに見入ってしまいます(笑)私はタカシくんが大好きなのでタカシくんとくっついて欲しいと切実に願ってます!更新大変かと思いますが頑張って下さい!楽しみに更新されるの待ってます(^o^) (2018年12月23日 3時) (レス) id: 049a9afd19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2018年11月29日 17時

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