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晩ごはんも終わり、お風呂も出て自分の部屋へ入ったとき、バイブの音がした。
1回じゃ終わらない、ずっとバイブの音がしている。
おそるおそる枕の下からスマホを取り出すと、ちょうど電話が切れた。
着信履歴を確認すると、「松尾太陽」から着信20件
…いや、こわいわ。
でも、たぶん私はいますごいニヤけてると思う。
表情筋ゆるゆるだと思う。
…ダメだ、もう"偽"の恋人じゃ嫌だって思ってる自分がいる。
そんなのキャラじゃない…。
こんな私じゃ、もう一緒には…いられない。
1人で泣きそうになっていると、手に持っていたスマホが震えた。
「松尾太陽」
…何件かけてくるつもりだよ…
出るまでかけてくると思ったのと、嬉しいのと半々で気づいた時には電話に出ていた。
『あ！やっと出た！よかったぁ、寝とるのか気失っとるのか分からんくて…Aちゃん？』
「あ、はい寝てただけです…」
『…おん、ほんならよかった。それだけやから。…おやすみ』
「…おやすみなさい」
すでに電話は切れて、機械音だけが部屋に響いている。
なのに、私の耳にはさっきの先輩の声だけが響いている。
もう…ダメだ。
私、先輩が好き。
こんな何気ない電話でさえ愛しいと感じてしまう。
でも、…
先輩に"恋"してるだけで、"恋愛"はできない。
だから、"恋愛"に発展する前に
この"恋"を早く諦めなきゃいけない。
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*☼*―――――*☼*―――――
もうAさんの過去ほぼ浮き彫りですね笑
書かなくてもいっかな…
*☼*―――――*☼*―――――
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ましゅまろ(プロフ) - 千羽さん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！頑張りますありがとうございます！ (2018年12月23日 10時) (
レス) id: 5ab9ecd76e (このIDを非表示/違反報告)
千羽(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！いつも、次の展開が気になります！それに見入ってしまいます(笑)私はタカシくんが大好きなのでタカシくんとくっついて欲しいと切実に願ってます！更新大変かと思いますが頑張って下さい！楽しみに更新されるの待ってます(^o^) (2018年12月23日 3時) (レス) id: 049a9afd19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅまろ
| 作成日時：2018年11月29日 17時
