任務３「この日は来るべくして来た」 ページ3
カトリ「私……感激ですわ！！」
A「…………」
感極まったカトリが、Aの手をガッチリ握って上下に振りまくった。
目がキラキラと輝き、突然の幸福に体全体で喜びを示しているようだった。
A「……よろしくお願いします」
サガ「ああ。よろしく頼む。突然のことで困惑しているのは、お互いのようだな」
A「そう、ですね」
キャストゆえ、表情は分かりにくいが、どうやら試験運用役ではリーダー的立ち位置のサガにさえ、Aが試験運用役に抜擢されることを知らなかったようだった。
A「か、カトリ。腕が痛い」
カトリ「あ、申し訳ありません」
Aが顔をしかめて痛みを訴えると、正気に戻ったのか、カトリは手をすぐに離した。
サガ「……A。ファイターとしての、成績は非常に優秀だと聞いている。これから共に頑張っていこう」
こうして、不安を抱えたままに、Aの試験運用の仕事が始まった。
Aの仕事は、いわゆる両用のデータ収集だった。バウンサーの主装備である、ジェットブーツ、デュアルブレードを両方バランス良く使うと、どのようなデータが取れるのか。
Aの元々のセンスが見込まれ、試験運用役に任命された。
A「来るべくして来たってわけか」
翌日。再度通知を受け取ったAが呟いた。
カナリ「マスター……」
A「ん？ な、なんでそんな顔してるんだ？」
Aの横で、カナリが沈んだ顔をしていた。
カナリ「また、お怪我をしてしまわれませんか」
A「え？」
カナリ「また、無茶をしてしまわれませんか」
カナリの切な質問に、Aは一瞬言葉に詰まった。だが、すぐに口の端を吊り上げて笑ってみせた。
A「安心しろって。最近ダーカーの発生報告は無いし、今は平和だろ？」
Aは安心させるようにカナリの小さな頭に手を乗せた。しかし、カナリはやはり心配の色を崩さない。
A「この前みたいなのはないから、心配すんな」
カナリ「はい……」
カナリの返事を確認したAは、二枚目の封筒をを開いた
A「…試験運用の初めての仕事だな」
そこには、サガからのメールが入っていた。
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デルテチーノ - 菊さん» 楽しみにしてます! (2015年6月23日 7時) (
レス) id: cb63dc8bfd (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - デルテチーノさん» カトリ大好きなんですよね(同意)頑張って面白い物を作り出して行きます！w (2015年6月23日 0時) (レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
デルテチーノ - ぷそやってて俺カトリ好きなんですよねw←(どうでもいいだろw) (2015年6月23日 0時) (レス) id: cb63dc8bfd (このIDを非表示/違反報告)
デルテチーノ - 続き楽しみにしてます!!! (2015年6月22日 23時) (レス) id: cb63dc8bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊 | 作成日時：2015年6月22日 21時
