二十一章ー静かな現在、荒れる未来 ページ26
穂乃果達の事情聴取を躱すために、俺は「茶が何時ものところに見つからなかったんで、ちょうど会ったことりに探すのを手伝ってもらっていた」という無難な答えを出した。
穂乃果は納得していない様子ではあったが、とりあえず事なきを得たようだ。
A「やれやれ。では、勉強に戻るとするか。穂乃果。さっき言った問題、解けただろう？見せてみろ」
穂乃果「え！？あー…えっとぉ…」
何で目が泳いでいるんだって、こいつまさか。
A「なんでテキストが真っ白なんだ！？解こうとする努力をせんか！潔すぎるだろ！」
穂乃果「え、えへへ…」
何故そこで顔を赤らめるのかよく分からんが…。
穂乃果「や、やろうとしたんだよ？でも…二人ともなかなか戻ってこないし…ひ、ひょっとして…」
もう嫌な予感しかしないが、仕方なく穂乃果の話を黙って聞く。
穂乃果「ふ、二人が…いかがわしいことしてるのかと思って！」
ことり「ほ、穂乃果ちゃん！？」
A「いきなり何を言っとるんだお前は！」
スパンと一発頭を叩いて穂乃果を正気に戻す。
真姫「ブレないわね、穂乃果」
絵里「それが穂乃果だもの」
全く動じずにひたすらテキストやってるお前らのメンタルが怖い。
穂乃果「あ、あははー…ご、ごめん。穂乃果、なんか勘違いしてて…」
A「…全く、余計なことを聞く前に自分の問題をなんとかせんか」
穂乃果「そ、そうだよね！」
俺が促すと、場の空気を払拭するかのように穂乃果はテキストに集中しだした。
A「ことり」
俺は、小声でことりに話しかける。
ことり「…なに？」
A「心配は無用だが…気にかけてくれたのだな。感謝する」
ことり「う、ううん。大丈夫」
小声で少し会話をしてから、俺たちは解散したのだった。
その夜。俺の携帯に電話がかかってきた。
…小太郎？出番なかったと思ったら…何の用だ？
A「もしもし」
小太郎「もしもーし。美少女達との勉強会は楽しかったかね？」
A「くだらんことを言っていないで、要件はなんだ？」
小太郎「ん！それなんだけどさ」
小太郎は一呼吸おいた後、ご機嫌にこう言い放った。
小太郎「お前のお姉さんから、言伝だよ」
…ああ。そうか。
もう、その時が、本当に近いのだな。
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菊(プロフ) - こちらでも生存報告しておきます。私生活多忙のため、続編を書けていないこと、誠に申し訳ございません。完結まではもっていくつもりですので、どうか長い目で見守ってください (2015年5月13日 18時) (
レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 何とか生存しててよかったです。無理しないで頑張ってください (2015年3月6日 21時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - うえぽんさん» 一応生存報告をw学校でテスト中でして製作止まってますw復帰は2日後か3日後となります… (2015年3月6日 7時) (レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 続編ファイトだよ！ (2015年3月5日 20時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 自分もミューズのメンバーはすきだけど、ことりと花陽が好きですね。更新お疲れ様です♪ (2015年3月2日 20時) (レス) id: 52f8adeea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊 | 作成日時：2015年1月12日 13時
