希編 �� ーなんか変やー ページ13
その日。『ウチ』は、心のモヤモヤが拭いきれないでいた。
なぁ、A。いつかいなくなるって、どういう意味なん？ウチらが卒業するってこと？…でも、Aの言い方じゃあ…。
希「Aがいなくなる側みたいやん…？」
Aとの出会いは、とても変わったものだった。
ウチは、Aのしてる不思議な仕草に興味を持ったんや。
最初、まだAがμ'sを手伝ってはいなかった時期。ウチは、穂乃果ちゃんから聞いとって、Aのこと自体は知っていたけど、話したことはなかった。
あの日、ウチが話しかけた時から、全てが始まった。
希「…なにしてるん？」
A「……」
最初、話しかけた時はいきなりの、無視。聞こえてるはずやろ？なんで反応してくれへんの？…まさか、ウチ、嫌われてる、とか思ったけど、殆ど話したこともなかったんよね。
Aは不思議なポーズをとって固まっていた。右手を右目に当てて、目をつむっていた。
…な、なにしてるんやろ？
A「…む？」
と、そこでようやくウチに気付いたのか、Aが目を開く。
A「こんなに早く来るとは思わなかったな。…俺もまだまだ甘いな…」
Aは、ふぅ、とわざとらしくため息をついてから、ウチに向き直った。
A「スルーしてしまってすまない。希さん。俺になにか用か？」
ウチは真っ先に気になった今のポーズについて質問してみたんやけど。
そうしたら、Aは目を輝かせて、説明しだしたんよ。
未来予知がどうたら、集中がどうたらって、なんだかリアリティに欠けてるけど、中々スピリチュアルな話やった。
希「ウチがここに来るって、分かったん？」
ウチは試すようにAに尋ねた。
A「ああ。分かっていた。全て、な」
含み笑いを浮かべ、Aは去っていってしまった。
そこに残されて、ウチはなんだか少しワクワクした。Aともっと、話をしてみたい。底知れぬ興味がウチの中で渦巻いたんや。
それから、穂乃果がAを連れてきて、Aとは話す回数も増えた。
いつでも自信満々で、特徴的な喋り方で、自己犠牲で人を助けるような性格で。
そして、何時も何かを隠してる。
ウチは…ひょっとしたら、そんな所に、ちょっと惹かれてるんかも。
月日は流れて、今。Aは隠していたものを、ちらつかせてるような気がする。
希「A。ウチは、何時でも、力になるで？」
…死神の正位置。
ウチは、1枚のカードを見ながら、そう呟いた。
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菊(プロフ) - こちらでも生存報告しておきます。私生活多忙のため、続編を書けていないこと、誠に申し訳ございません。完結まではもっていくつもりですので、どうか長い目で見守ってください (2015年5月13日 18時) (
レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 何とか生存しててよかったです。無理しないで頑張ってください (2015年3月6日 21時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
菊(プロフ) - うえぽんさん» 一応生存報告をw学校でテスト中でして製作止まってますw復帰は2日後か3日後となります… (2015年3月6日 7時) (レス) id: 757134f30c (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 続編ファイトだよ！ (2015年3月5日 20時) (レス) id: 8b695f2b6e (このIDを非表示/違反報告)
うえぽん - 自分もミューズのメンバーはすきだけど、ことりと花陽が好きですね。更新お疲れ様です♪ (2015年3月2日 20時) (レス) id: 52f8adeea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊 | 作成日時：2015年1月12日 13時
