十話 ページ11
Aは、何を言ってるんだ。
僕が王女に扮して、実の王女、リリアンヌとAはその間に何処か、遠い所へ逃げる。
その作戦でいいって、Aも言ってくれたじゃないか。
『じゃあリリアンヌ王女、その確証は？』
A｢妾は女じゃ。其奴は名前からわかる通り、男。信じられぬのなら、服でも脱がしてみるといい｣
フッ、と小さく鼻で笑うA。
その冷徹な笑い方は、リリアンヌにそっくりだった。
A｢まあ、もっと簡単な方法があるがのう｣
『言ってみろ』
するとAは、ここ一ヶ月のおやつを全部、すらすらと言い出した。
おそらく、リリアンヌも覚えてないだろう。
A｢どうじゃ？信じたか？｣
『お、おう……』
A｢なら、その男を放せ｣
……僕は、解放された。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りーにゃん(プロフ) - もちりんご乙。さん» はい！頑張ります！コメントありがとうございました！ (2016年3月8日 19時) (
レス) id: dd8dd73ef7 (このIDを非表示/違反報告)
りーにゃん(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます！頑張らせていただきます(^^)d (2016年3月8日 19時) (レス) id: dd8dd73ef7 (このIDを非表示/違反報告)
もちりんご乙。 - 感動しました…!! 更新、頑張ってください。 (2016年2月2日 23時) (レス) id: 7c5065122d (このIDを非表示/違反報告)
楓 - ・・・涙が…すごくいい…最高です。これからも頑張ってください (2016年1月21日 20時) (レス) id: 692e650f02 (このIDを非表示/違反報告)
鏡薔薇華蓮(プロフ) - 本音あみさん» ほ、本当ですか！？わぁぁ嬉しい限りです！閲覧、コメントありがとうございました！ (2015年12月4日 6時) (レス) id: dd8dd73ef7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りーにゃん | 作成日時：2015年7月7日 19時
