1人でなんて《白濱亜嵐》 ページ44
.
A「大して怖くなかったね？笑」
亜嵐「確かにね笑」
ホラー映画を見に行った私たち
2人で見に行ったけど付き合ってもない、ただの友達
そう思っているのはきっと亜嵐くんだけ。
私は亜嵐くんが好き。だから映画にも誘った
映画を見たのは夜の7時半から始まった
今時計を見れば21時を回っている
1人で帰ろうとすれば亜嵐くんが私の前を歩く
まさか、とは思って
どうしたの？方向あっちでしょ？
なんて聞けば
亜嵐「送る。」
A「家逆方向でしょ？」
亜嵐「いいの。ほら、帰ろ？」
送ってくれるらしいです。
いつも優しいけど遊ぶ時は特に優しさが溢れてて、
私が黙っていれば話しかけてくれて、私の前を少し歩いたり、私が隣に並んで歩けば歩く速さも合わせてくれる。
亜嵐「終わり方俺あまり理解できなかったんだけど出来た？」
A「え、だよね？わかんなかった私も」
亜嵐「てか、Aがびっくりすることにびっくりした笑」
A「私だってびっくりくらいはするよ笑」
亜嵐「びっくりしなそうじゃん？笑」
A「それどういうこと笑 最近ビビりなの私笑」
亜嵐「なにそれ笑」
私は映画を見てて1回だけ音にびっくりしちゃって途中2人で笑っていた
それから亜嵐くんは私の方に寄ってくれていた
腕を掴めばよかった、なんて小さな後悔をした私笑
A「どこまで送ってくれるの？」
亜嵐「学校らへんで大丈夫？」
A「そこまで来てくれるの？大丈夫？」
亜嵐「別に俺は大丈夫だよ」
A「…ありがとう」
亜嵐「いーえ」
それから私たちは学校向けて歩いた
もう少しで学校ついちゃう、ばいばいかぁ…
亜嵐「ついたね」
A「だね？」
少しの時間沈黙が流れる
話さなきゃ、そう思った時先に沈黙を破ったのは亜嵐くんだった
亜嵐「俺ホラー映画は外国のが好きなんだよね」
A「そうなの？」
亜嵐「だって日本のあんまり怖くないじゃん？しかも俺一人で見るからさいつもなんかちょっと新鮮かもね、誰か隣にいてホラー映画見るの」
A「一人で見る勇気まではないかな〜」
亜嵐「帰る時ビビってそうA」
A「なんで？」
亜嵐「だって最近ビビりなんでしょ？」
A「帰るのにビビりません笑」
そう笑い合う私たち
ずっとこの時間が続けばいいな。
なんて。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です (2019年3月28日 10時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちご | 作成日時：2019年3月26日 0時
