▽ ページ18
.
A「あー、ついに部屋出てきちゃったなぁ、さよならとか言っちゃったしもう戻れないなぁ…」
泣くのを我慢するも涙は目に溜まっていく一方で瞬きをすれば溢れ出てくる
A「れおぉ、グズッ…」
自分から部屋を出てきたくせに、泣いても、玲於の名前を呼んでも来ないことを分かってるのに…
A「好きだったなぁ…グズッ」
?「俺がいないとこで泣くな」
私は姿を見なくても声だけで分かった
私が大好きな人の声。
A「れ、お…なんで」
玲於「こんな時間に女の子一人で危ないでしょ。ま、俺が悪かったんだけど。ほら、帰るよ」
A「え、でも…」
玲於「いいから。」
そう言って私の腕を掴んでズカズカ歩いていく
A「っ、れお!早い、」
玲於「…ごめん」
玲於は私に歩幅を合わせて手を繋ぎなおして隣に歩いている
なんで、、
追いかけてくれたの?
玲於は私のことどう思ってるの?
玲於「ほら、着いたよ。入って」
私が裏から逃げないように玲於が私の裏に来て部屋に入る
靴を脱げばすぐにくるっと玲於と向き合うようにされて正面から抱きしめられた(語彙力
A「…れ、お?」
玲於「ごめん」
A「え?」
玲於「多分、俺が合ってればAに勘違いさせてる」
A「どういうこと?」
玲於は私を離して、苦しそうな顔で話し始めた
玲於「その…さっき言ってた腕組んでた女の人っていうのは新しくっていうか研修?的なので来たマネージャーみたいな感じの人で、俺にすっごい懐いてて俺が嫌がってもベタベタくっついてくる人でさその人、多分Aはそのとこを見たんじゃないかなって…」
寂しそうな、泣きそうな声で必死に私に話してくれた
あぁ、私、勘違いしてたんだ
そんなことも気づかずに玲於のこと攻めて…
彼女失格だ、私
A「玲於、攻めてごめんね」
玲於「俺こそ、勘違いさせてごめん」
A「ううん、」
玲於「俺、Aが部屋出てった瞬間、あぁ終わったなって思った。でも、俺が無理に連れてきたけど、戻ってきてくれてありがとう」
A「玲於こそ、私を追いかけてきてくれてありがとう。玲於が来てくれなかったら私は多分戻ってきてないかも、そんな勇気なくて諦めちゃってたかもだから。ほんとにありがとう」
玲於「Aは俺のこと好き?」
A「…うん、大好き」
玲於「俺も大好き」
.
102人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です (2019年3月28日 10時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いちご | 作成日時:2019年3月26日 0時