女の子の日《白濱亜嵐》 ページ15
.
ﾁｭﾝﾁｭﾝ
A「……ん」
あ、もう朝…？
起き上がろうとするとお腹と腰に痛みが走った
A「いっ……たぁ、これまさか…」
隣に寝ている亜嵐くんを起こさないようにそっとベッドから出てトイレに向かう。
A「はぁ、やっぱり……」
女の子なら誰でも経験をする月に1回来るあれ。
でも仕事の日じゃなくてよかった…
今日は亜嵐くんと仕事の休みが偶然同じで昨日の夜亜嵐くんが私の家に来てくれて久しぶりのお泊まり
の、次の朝に来るなんて…
A「私運無さすぎ…」
なんてブツブツ独り言を言いながらリビングに向かい薬を飲む。
今月多分ひどいなぁ…
はぁ、なんてため息をついていると亜嵐くんが起きてきた
眠たい目を擦りながら「…おはよ」なんて
A「おはよ亜嵐くん」
亜嵐「……ん」
A「まだ眠いの？寝てていいよ？」
亜嵐「んーん、大丈夫」
A「今から朝ごはん作るね」
亜嵐「A、こっち来て？」
どうしたんだろう、なんかしたっけ？
なんて考えながらソファに座っている亜嵐くんの隣に座る
亜嵐「Aはここにいて」
A「…？朝ごはん作らないと無いよ？」
亜嵐「ご飯は俺が作るからAは座ってて」
A「なんで？」
亜嵐「A、あれでしょ？今日。お腹痛いんでしょ？だからここに座ってて」
え、気づいてたの？でもいつ…
A「いつ、気づいたの？」
亜嵐「朝、Aがトイレ行く前。」
A「起きてたの？！」
亜嵐「Aがなんか言っててそれで起きた。すぐ寝ちゃったけど」
A「え、起こしてごめん」
亜嵐「大丈夫だよ。だからAはここに座っててね」
私の頭をポンポンしながら立ち、キッチンに向かう亜嵐くん
亜嵐くんは私の異変にすぐ気づいてくれる。
亜嵐「何食べたい？」
ほら、また自分より私のことを優先してくれる
A「亜嵐くんの好きなのでいいよ」
亜嵐「分かった〜」
そう言いながら手を洗っている亜嵐くん
ほんとにかっこいいなぁ…
私って幸せだなぁ…
なんて考えちゃう
しばらくして
亜嵐「A〜、出来たよ〜！」
A「じゃあ持っていくね！」
亜嵐「いい！座ってて！」
A「え、でも…」
亜嵐「いいの！」
そう言いながらふたり分に分けられたフレンチトーストを持って亜嵐くんが座る
「あ、水水…」なんて言いながらまたキッチンに戻って水をコップに注ぎ私の分まで持ってきてくれる
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です (2019年3月28日 10時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちご | 作成日時：2019年3月26日 0時
