続 ページ42
Aは中央にある外国人男性の死体に近付き見下ろす
緑の燕尾服に金髪の男は血の池に仰向けで死んでいる
A｢昨日探偵社に来た人だ｡確かジェームズ…何とか｡マフィアに向けた組合の刺客かな｣
森｢Aちゃん…何の用だい？｣
Aの自由奔放な姿を黙って見ていた森が等々口を開いた
A｢何の用ってそんなのエリスちゃんに会う為に決まっているじゃないか｣
Aは死体から顔を上げわざとらしく辺りを見回す
A｢あれ？エリスちゃん何処？｣
森｢エリスちゃんは先に帰ってもらったよ｡組合もヨコハマに来日して最近は物騒になってきたからねぇ…エリスちゃんに何かあったら私､死んじゃう｣
A｢殺すの間違いだろう？｣
森｢勿論｣
A｢わぁ怖い｣
森｢Aちゃんこそ太宰君や中也君に何かあったら私と同じ行動を取るだろう？｣
A｢殺しはしないよ｡でもねぇ……｣
Aは中也を一目見ると微笑む
そして森に恐ろしい程美しい満面の笑みを浮かべ云った
A｢紅葉と一緒に半殺しにはするかな〜……ん？｣
Aの携帯が鳴った
A｢もしも〜し…何？…うん､うん…あ〜今から帰るよ…判ってるって……そんなに心配しなくても大丈夫だよ…はいはい…は〜い｣
電話を切りAは一息つく
森｢太宰君かい？｣
A｢そうそう｡疾く帰って来いだってさ｡全く心配症で困るよ｣
森｢相変わらずだねぇ｣
A｢そうだね｡さっさと要件済ませて帰ろうかな｡という事で森さん､これエリスちゃんに渡しといて｣
Aは森に先程の紙袋を渡す
森｢有難う｡エリスちゃんのお洋服も購ってくれたようだね｣
A｢うん｡エリスちゃんが『リンタロウの選ぶドレスは趣味が悪いから厭！！』って云ってたから｣
森｢エリスちゃん酷い！！でも可愛いから許す！｣
A｢森さんキモい｣
Aが蔑んだ瞳で森を見る
すると森は嬉しそうに微笑む
森｢Aちゃんも酷い！｣
A｢はぁ…全く君も相変わらずだね…あとこれもエリスちゃんにだ｣
何処からとも無く薔薇の花束を取り出し森に渡す
その薔薇達は一輪一輪違う色であり宝石の様に煌びやかでまるで生きているように生々しいものだ
A｢この花は滅多に枯れないからねぇ……うふふ､色も綺麗だしエリスちゃんもきっと喜ぶ｣
森｢嫌がらせは相変わらず本当に天下一品だね｣
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花吹雪 - 更新頑張ってください! とっても面白いです！ (2020年9月10日 23時) (
レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» え…森さん心労(ストレス)溜まってるの？珍しい〜 (2019年10月19日 19時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» 酷い！！......ストレス軽減ってどうやってるんだろ？((ボソ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» 帰ってもいいですか？ (2019年9月14日 18時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» では太宰君by森 (2019年8月17日 1時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei | 作成日時：2019年5月7日 3時
