決着 ページ3
＿＿＿＿＿＿黒煙が晴れる
俊典｢勝負アリだな｣
A｢あぁ｣
演習場の道路では緑谷の足､腕､顔を固定する爆豪
そして動けない緑谷が姿を現した
爆豪｢ハァ...ハァッ...俺の勝ちだ｣
緑谷｢ガハッ...ゲホッ...｣
A｢そろそろ行ったら？｣
俊典｢そうだね｣
俊典が歩き出す
爆豪｢...オールマイトの力....そんな力ァ持っても自分のモンにしても...俺に敗けてんじゃねえか...｣
Aは動かないままだ
俊典｢行かないの？｣
振り返る俊典にAは首を横へ振る
A｢今は私が行くべきじゃない｡行くのはお前だよ､俊典｣
俊典｢分かった｣
爆豪｢なぁ...何で敗けとんだ｣
息切れをしながら問う爆豪
俊典｢そこまでにしよう､二人共｡悪いが...聞かせてもらった｣
俊典が声をかけると2人が振り返る
爆豪｢オール...｣
緑谷｢マイト...｣
俊典｢気付いてやれなくて､ごめん｣
爆豪｢......今...更...｣
勝己は隠すのが上手い
何となく察しはついてたがあえて触れなかった
それでもメンタルケアをしなかった私達に問題がある
爆豪｢何でデクだ｡ヘドロん時からなんだろ...？何でこいつだった｣
俊典｢非力で...誰よりヒーローだった｡君は強い男だと思った｡既に土俵に立つ君じゃなく彼を土俵に立たせるべきだと判断した｣
爆豪｢俺だって弱ェよ...あんたみてえな強え奴になろうって思ってきたのに！弱ェから...！！あんたをそんな姿に！！｣
俊典｢“これ”は君のせいじゃない｡どの道限界は近かった...こうなる事は決まっていたよ｣
俊典は爆豪に近付く
俊典｢君は強い｡ただね､その強さに私がかまけた...抱え込ませてしまった｡すまない...君も少年なのに｣
そして胸に引き寄せる
俊典｢長いことヒーローをやってきて思うんだよ｣
腕を弾かれるが俊典は気にすること無く続けた
俊典｢爆豪少年のように勝利に拘るのも､緑谷少年のように困ってる人間を助けたいと思うのも､どっちが欠けていてもヒーローとして自分の正義を貫く事は出来ないと｣
Aは壁に寄り掛かり黙って聞いてきた
俊典｢緑谷少年が爆豪少年の力に憧れたように､爆豪少年が緑谷少年の心を畏れたように...気持ちをさらけ出した今ならもう...分かってるんじゃないかな｣
そして一人ふっと笑うと立ち上がる
俊典｢互いに認め合い真っ当に高め合うことが出来れば助けて勝つ､勝って助ける､最高のヒーローになれるんだ｣
俊典の言う通り
この2人が手を取り合えば今以上に強くなれる
次世代を担う最高のヒーローになれる
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ルマ - いつもすごいですね！！尊敬します！もー相澤先生とかホークスとの絡み最高ですよ！！！ (2022年10月4日 20時) (
レス) @page42 id: c1bf461124 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 響さん» ありがとうございます！これからも頑張ります*_ _) (2022年9月8日 0時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
響 - 一気読みしました〜✌︎('ω')✌︎ めちゃくちゃ時間かかった…ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ ヒロアカの夢小説の中で一番好きです！！ これからも頑張ってください！完結まで追いかけます！ (2022年9月7日 18時) (レス) id: 01db1e4e98 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - sonomegu1216lovさん» ありがとうございます…！これからは適度に更新していきますので楽しみにしていてくださると嬉しいです*_ _) (2022年9月6日 22時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
sonomegu1216lov(プロフ) - いつもありがとうございます❣️大事な進路ですもんね。頑張って下さい❗️ (2022年9月5日 7時) (レス) @page34 id: 3cc1dc0b19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei | 作成日時：2022年3月14日 1時
