光と闇 ページ48
｢死柄木弔､時間ですよ｣
聞き覚えのある声と共に突然死柄木の後ろで黒いモヤが現れた
死柄木｢黒霧...早いな｣
死柄木は黒霧を見るとあからさまに顔を歪める
黒霧｢この時間にと指定したのは貴方でしょう｣
A｢弔君のお迎えも来た事だし私もそろそろ帰るよ｣
死柄木｢...うん｡また...会えるよね？｣
A｢もう...さっきも言ったろ？会えるさ､生きてる限りは｣
死柄木の頭を撫でるとAはふと思い出したように黒霧に向かって言った
A｢そうだ黒霧､帰ったら一応トガちゃんに連絡しておいてくれない？｣
黒霧｢トガヒミコに？何故ですか？｣
A｢タクシー運転手滅多刺しにしてるから捕まってないかの安否確認｡あと取引の内容についても耳に入れといてくれ｣
黒霧｢取引...？｣
A｢今の私は仮にも雄英生｡敵と会ったって警察や先生に報告しなきゃならない｡トガちゃんがタクシー運転手を滅多刺しにした件もね｣
黒霧｢今回の事はどうなさるつもりで？｣
ピリつく空気の中､肩をすくめる
A｢今回は目をつむる｣
死柄木｢じゃあ...見逃してくれるって事？｣
A｢あぁ｡取引の内容はしっかり守らせてもらうよ｣
黒霧｢内容が気になりますが､承知しました｡詳細はトガヒミコに聞きましょう｣
弔君には悪いがこちら側が有利な取引が出来たと思う
A｢そうしてくれ...伝える事も伝えたし､じゃあね｡黒霧､“弔君”｣
死柄木｢うん､またね“エピ”...俺､頑張るから｣
A｢.....期待してるよ｣
別れを皮切りに
Aは光に向かって
死柄木は闇に向かって
お互い歩き始めた
＿＿＿＿路地を抜け陽の光に目を細めるとAは静かに息をつく
もう彼とプライベートで会う事は無い
これから私も彼もお互いが壁となる
ただの邪魔な障害物となる
敵同士だ
A｢ん？｣
のんびりとしたペースで歩いているとスマホが鳴った
通話ボタンを押すとすぐさま怒り心頭の愛弟子の声が聞こえる
Aは苦笑いを浮かべた
そして軽く跳躍し雄英へ向かうのだった
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ユリリン(プロフ) - 返信ありがとうございます！やはりそうなのですね！ 私自身ヒロアカもそちらも好きなので嬉しいです！ (2021年9月11日 21時) (
レス) id: bfa53f8181 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - ユリリンさん» そうです！あの別アニの言葉です！ずっとどこかで使ってみたくて使ってしまいました｡ありがとうございます！頑張ります！！ (2021年9月11日 20時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - .A secret makes a woman woman...｣とはもしかして別のアニメの言葉でしょうか? 私自身この言葉を別の好きなアニメで聞いたもので いつも楽しみに見てます! これからも更新頑張ってください! (2021年9月11日 2時) (レス) id: bfa53f8181 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - りりりーのさん» コメントありがとうございます！個性の件は申し訳ないです…wこれからゆっくりと分かりやすく解説していきますのでもう少々お待ちください！これからも応援よろしくお願いします*_ _) (2021年9月8日 9時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - にーぼうさん» ありがとうございます！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2021年9月8日 9時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei | 作成日時：2021年7月8日 23時
