名前は ページ46
弔君の方を向き口元に指を当てスマホに耳を当てる
A｢もしもし､どうした？｣
相澤〔どうしたはこっちのセリフだ｡いつもより帰りが遅い｡病院混んでんのか？〕
電話の奥はどこか騒がしい
必殺技訓練の途中なんだろう
A｢いや混んではなかったよ｡ただ少しトラブルがあって｣
相澤〔トラブル？何があった〕
A｢タクシー乗ったら血の臭いがしたんだ｡後部座席には何もないから､もしかしてと思ってトランク開けたら血塗れで滅多刺しにされた運転手が入ってた｣
相澤〔はぁ...！？〕
A｢幸いにも生きたから救急車呼んだりなんだりして対応に追われてな｡もうすぐ帰るよ｣
相澤〔迎えに誰か行かせる〕
A｢大丈夫だ｡もう本当にすぐ帰るから｣
こう言った彼女は曲げない
相澤はそれを一番よく理解している
スマホの向こう側から大きな溜息が聞こえた
相澤〔.....寄り道せず帰ってこいよ｡戻ってきたら体育館γに来い｡またなんかトラブルに巻き込まれたら絶っ対電話しろ｡LINEでもいい｡なにか連絡を寄越せ〕
A｢分かった｡じゃあまた後で｣
相澤〔あぁ〕
通話を終了させる
死柄木｢もう帰っちゃうの？｣
A｢うん､心配してるから｣
少しスマホを弄るとポケットに入れた
死柄木｢…………｣
A｢そういう事でもう行くよ｡じゃあね､弔く＿＿｣
死柄木｢待って！｣
背を向け歩き出そうとすると死柄木は咄嗟にAの手を掴んだ
A｢弔君？｣
死柄木｢........まだ行かないで...｣
5本指で触れてしまった為､包帯が崩れる
死柄木｢あっごめ｣
申し訳なさそうに手を離そうとするとAは逆に死柄木の手を握った
死柄木｢エピ手が...！｣
A｢大丈夫｣
崩れる手に顔を歪めること無く微笑む
A｢弔君､私を引き留めたい気持ちも分からなくはない...私だって君と別れるのは名残惜しいんだ｣
死柄木｢じゃあ...｣
A｢でもね､私達は敵同士｡それだけは忘れないでくれ｣
死柄木｢...分かってる｡分かってるけど...｣
A｢寂しい？｣
死柄木｢...うん｣
死柄木の手を握る力が強くなった
A｢必ずまた会えるから...ね？｣
死柄木｢本当？｣
A｢もちろん｣
Aが子供をあやすように微笑むと死柄木は頷いた
それを見て立ち上がる
A｢じゃあもう行くよ｡これ以上長居して心配させられないから｣
死柄木｢あっ待って｡最後に聞きたいことあるんだけどいい？｣
A｢なんなりと｣
死柄木｢エピの名前教えて｣
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ユリリン(プロフ) - 返信ありがとうございます！やはりそうなのですね！ 私自身ヒロアカもそちらも好きなので嬉しいです！ (2021年9月11日 21時) (
レス) id: bfa53f8181 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - ユリリンさん» そうです！あの別アニの言葉です！ずっとどこかで使ってみたくて使ってしまいました｡ありがとうございます！頑張ります！！ (2021年9月11日 20時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - .A secret makes a woman woman...｣とはもしかして別のアニメの言葉でしょうか? 私自身この言葉を別の好きなアニメで聞いたもので いつも楽しみに見てます! これからも更新頑張ってください! (2021年9月11日 2時) (レス) id: bfa53f8181 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - りりりーのさん» コメントありがとうございます！個性の件は申し訳ないです…wこれからゆっくりと分かりやすく解説していきますのでもう少々お待ちください！これからも応援よろしくお願いします*_ _) (2021年9月8日 9時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - にーぼうさん» ありがとうございます！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2021年9月8日 9時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei | 作成日時：2021年7月8日 23時
