下書き供養 (ページ3)

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西「丈くん、ちょっと内密に相談あるんですけど。」
藤「おう、ほなうち来る？」
西「はい。お願いします。」

藤「で？そんな畏まってどうしたん？めっちゃ怖いんやけど。」
西「はっすんのことなんですけど。」
藤「大橋？あいつ最近元気なさそうで気にはなってたんやけど。中々話す時間なかってんな。」
西「そうなんです。それでこの間僕タイミング合って正門と声かけて話聞いたんですよ。」
藤「なんやったん？仕事のこと？」
西「はっすん、今付き合ってる人が居るらしいんですけど、なんか、キャリアウーマン？なんですかね。年上の人らしくて、その人に…遊ばれてるんじゃないかって心配で。」
藤「ちょ、ちょっと待って。え、大橋が恋人居るって話したん？で、大橋が遊ばれてるって言ったん？」
西「あ、恋人のことはオフレコでお願いします。絶対誰にも言わんって約束で話聞き出したんで。」
藤「ん、それはまぁわかったわ。で、遊ばれてるってのは？」
西「まぁ、遊ばれてるってのは僕と正門の主観なんで本人は絶対そんなことないって言いはってるんですけど、俺らやっぱり心配で。丈くんこれから舞台含めて今以上に一緒の時間増えるし、気をつけて見といてあげてもらえません？」
藤「あーー。大吾はなんで大橋が遊ばれてるって思うん？」
西「はっすん、なんか恋人って言ってるのにその人のこと話してるとき片想いしてるみたいな顔してるんすよ。今にも泣きそうな顔してて。で、恋人に好きって全く言ってもらえなくて不安になってるみたいで。」
頭抱える丈くん。
西「丈くん？」
藤「…とりあえず、大橋のことは気をつけて見とくわ。それとなく話も聞いてみる。」
西「よろしくお願いします。てか、丈くん大丈夫ですか？丈くんの方が心配になってきたんすけど。」
藤「ん、大丈夫。大橋と一緒の時間いっぱいあったのにちゃんと聞いてあげたら良かったな、ってちょっと反省してるだけやから。」
西「ちゃんと聞いてあげれるタイミング探してたんですよね？色んなスタッフさんとか周りに居たでしょうし、わかってますよ。それじゃ、僕もう帰りますね。」
藤「あ、大吾。また何かあったら大吾からも話聞いてあげて。俺よりもお前らの方が話しやすいやろうし。」
西「そりゃ、俺らも仲いいとは思いますけど丈くんへの頼り方はまた違うんじゃないですかね？それじゃ、お邪魔しました。」
藤「おう、気をつけてな。」