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聞き慣れた声
大好きな
大切な人の声
間違えるわけがない
私は振り返った
そこには、、、
『なんで、、、』
大好きな貴方の姿
息を荒らげ
膝に手を置き
肩で呼吸をする
大切な人
シ「なんでじゃねぇよ、、、」
彼は軽く深呼吸をし、一歩一歩私に近づく
シ「お前、何勝手にいなくなってんだよ」
怒った表情の貴方
そんな貴方から視線をそらせなかった
『だって、私、ウオタミだよ？』
『嘘ついてたんだよ？』
シ「だからなんなんだよ？」
いつもより声のトーンが低い
こんな寒いのに薄着で汗をかいてる
『私、今も前もフィッシャーズが好きよ』
シ「、、、」
『そんな好きな人達を裏切ったんだよ』
『だから私、皆んなと一緒にいる資格ない』
すぐ近くまで寄ってきたシルク
目を逸らすことを許されない私は真っ直ぐシルクを見つめる
怒っていた顔に
一筋の涙が流れた
シ「、、、馬鹿か、お前」
気づけば、
彼の腕の中にいた
背中と方に回された彼の腕
顔を埋める肩が震えているのがわかった
シ「ウオタミだからって、AはAだろ？」
耳元で聞こえる彼の言葉は震えている
シ「俺はAだからあの日助けた」
シ「Aの話を聞いたから、一緒に居たいと思った」
シ「Aじゃなかったら鍵も渡してない」
時折聞こえる鼻をすする音
『でも、、、裏切ったことには変わりない、、、』
シ「あぁ、そうだな、、、」
シルクは私の身体を離す
流れる涙を乱暴に拭い
また、真っ直ぐと私を見つめる
シ「お前がウオタミじゃないと嘘をついてた、それは間違いない」
シ「俺らに嘘をついてた事実は変わらない」
改めて言われた言葉に罪悪感が増す
鼻の奥がツンと痛くなり、私はシルクから視線を逸らした
シ「でもな、A」
シ「この数ヶ月、お前と過ごして楽しかったって事も事実なんだよ」
涙を堪えていた私にかけられた言葉は
優しく、柔らかいものだった
シ「楽しくて、ずっと一緒に居たくて、柄にもなく声が聞きたくなって電話して」
やめて、、、
シ「お前の待つ家に帰りたくて、撮影中に目が合った時にお前が微笑んでくれるのが嬉しくて」
もう、充分だから、、、
シ「編集中に心配しながらも夜食作ってくれたり、アップされた動画の再生数に一緒になって喜んでくれたり、それに、、、」
お願いだから、、、
『もう、やめて、、、』
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まい - 数年経ってますが続きぐ気になります。更新がんばってほしいです。 (2023年3月19日 1時) (
レス) @page23 id: 4022a82b57 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 続きが気になります！更新楽しみにしています！ (2022年9月2日 19時) (レス) @page23 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：超甘党猫 | 作成日時：2018年12月12日 4時
